第32話
ひかる君のお姉ちゃんと、あきら君のお兄ちゃんの結婚式に、あんちゃんと夏姉が出かけていった。
私は、お留守番……
行きたい行きたいと言った私に、あんちゃんが怒鳴ったの「夫婦だけで出席するからダメだ!」と…
そう言われて、ふくれていた私の顔を見て夏姉が「そんなきつく言わなくても、いいじゃないの!」と、あんちゃんに言い返してくれたんだ。
「ゆり、わがまま言わないよね」
「うん!言わない」夏姉が頭を撫でてくれて嬉しかった。
「早く帰って来てね!夏姉」と私は、玄関前で手を振って見送った。
でも、遅い、予定の時間より、遅い。起きて待っている約束だから起きていても良いんだけど、11時過ぎていて眠くなってきた。
「……」携帯が鳴った。
2人が、事故にあったとの知らせの電話だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます