第31話
朝、リビングの椅子に股がり床に両手をつけていた。薬をつけるのか?耐える自信がない。夏姉は無言で手足を固定した。
お腹の下に夏姉の腕が入り込んできた。苦しい……
「前に薬ね」と言われ、ゆっくりと手当てしてもらう。痛くない。
その後、口にテープを貼られ、お尻に薬がぬられた。痛くて痛くて、動かすことが出来ない体を動かし続けた。
「お行儀が悪い子供には、ん?、大丈夫なの?、また、お灸されたい?」その言葉で、私の体は固まった。
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