第30話

「お待たせ」

いや、待っては無いと 思った

けど 口を閉ざした。

そんなこと言えるはずがない。

「はい」

何が、はい、なのかわからないが。

夏姉が、 さらりと布団の中に入ってきて、私の体を 足を使って横向きにした。 もちろん私は無抵抗のままだ。

「痛っ」 思わず声が漏れた。

「おもちゃは黙る!」

なん?おもちゃ?私は、夏姉の玩具ってこと?馬鹿言わないでよ!


結局……私は、夏姉の玩具となり、しっかりと股を広げたまま、時間が過ぎるのを待っていた。痛い時間は想像以上に続いた。やっと終わったころ……


「仰向けになりなさい!お仕置きするから」と、夏姉は私の股に、平手打ちをしてきた。

「あああぁ~っ!!!!!」

「ギャ~!痛いっ~よぉ~夏姉~っ!!!やだぁ~~~」

「当たり前です!お漏らしする悪い子供は、ここに躾しないとねっ!バレないと思った?あまいっ!!!」

「私を、お漏らしの布団に入れて、タダで済むと?」

「逃がさないから、ダメよ、きちんと反省しなさい」

きっちりと、100の痛みが加えられ、お許しが出た。

「お。終わった」


「何してるの?誰が終わりと言った?はいはい、次は、お尻に、お灸しますよっ」

「もたもた、しないっ!お尻!四つん這いっ!!」

それから、朝方まで、きつい躾は続いた……


涙が枯れるまで 許して下さい。









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る