第29話
夏姉の指示通りに、私は四つん這いになって、お尻を出していた。洗濯ばさみで痛くなっているのに、更に痛さが追加になると思うと気が遠くなりそうだった。
「観念しているのは感心ねぇ」
「夏姉、もう、は、反省してるよ」
「黙りなさいっ!」
「はっ、はぃっ」言わなきゃ良かった。この一瞬で余計に暑さが増してきた。
「反省するのは、これからよ」
「う~んと、後悔しましょうね」
「あ、でも、おもちゃ、いや、もう遅いし 布団の中にするわ…」
「えっ?布団の中?」
「 そうよ 気が変わったの 文句でもある?」
「あ、ありません!」
私は、 大人しく 布団の中で 夏姉を待っていた。 もちろん 裸になって……
「あっ」 どうしよう……怖くてチョットだけ、 おもらしをしてしまった。か、乾くかなっ……早く早く乾け乾けと 呪文のように1人 小声で言いながら、布団をバタバタしていた。良かった少し乾いているかも…
来た。夏姉がビール缶を片手に……また、酔っているかも……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます