瞳には瞳と瞳にうつしあうひとびとがうつる逢坂の関

〇一〇

 これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂あふさかの関 【蝉丸】


ぞうに属すうた。

「行く」「帰る」「別る」「知る」の四つの語を連ねている。「も」を繰り返し、「これやこの」「行くも帰るも」「知るも知らぬも」と対句的表現を使うことによって、全体のリズムを良くしている。


 ・瞳には瞳と瞳にうつしあうひとびとがうつる逢坂の関

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