白妙の富士のたかねが純白のヴェール越しに見つめるものは

〇〇四

 田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士のたかねに雪は降りつつ 【山辺赤人】


冬のうた。

田子の浦は駿河湾西沿岸を指す。海岸に出たときの富士山を仰ぎ見た感動をうたにしている。

作者は『万葉集』の時代の代表的な歌人で、柿本人麻呂(〇〇三番)と並び「歌聖」と崇められている。


 ・白妙の富士のたかねが純白のヴェール越しに見つめるものは

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