eternal dreamer

満たされない思い抱いて 全て嫌になって

何もかも投げ出したくなって

僕自身さえも失くしたんだ

大人になれば 諦めることを知っていくの?


倒れたハードル見て 悔しくなって涙溢れた

擦り剥いた傷に触れて あなたの闘う姿が重なった

「遅過ぎることはない」と 教えてくれた

大切な人の声が聞こえてきた


願い続ければいつか叶うと言ってた あなたの後ろ姿追い続けた

傷付くこと恐れて ただ僕はあなたの歌待ってた

「その気になれば何処だって 君の為のステージさ」

大切なこと気付かせてくれたあなたの歌口ずさみ

今度はちゃんと自分の足で歩こうと決めた


大人になるにつれて 君は諦めることを知っていった

捨ててきた夢の欠片拾い集めること馬鹿にしないで

何度だって引き返せる 君が居る場所は いつだってスタートラインだ


諦めてきた分だけ 後悔してきた

叶わないと塞いで 大切なものも失くして

遅過ぎたって泣いた

自らの手で引き裂いた 夢を描いた五線譜の歌が

「まだこれからだろ?」って言ってきたんだ


敗北の傷跡 後悔の涙

僕等これからもずっと繰り返していくだろうけど

諦めない気持ち持つことだけは 忘れないで


立て直したハードル 今度こそはと踏み切る射程範囲

ラストスパート掛けた僕の背中押してくれた あなたの歌


「叶わないものばかりなのかな?」 泣きそうな顔して笑った君が呟く

まだ終わりじゃないよ ここから始めればいいんだよ

自分が歩いて来た道 否定するようなことだけはしないで

自分に負けたこと それさえも糧に出来たらと願う君は

もう一歩を踏み出すことが出来るよ


飛び越えたハードルの向こう側に あなたの歌を聞いた

擦り剥いた傷口から流れ出した血から 命を感じた

「君にだって出来るよ」 そう言ってくれたんだ


ステージの上で歌うあなたの姿 僕を突き動かした

「遅れたっていい 自分のペースで歩けばいいんだ」

そう気付けたんだ


「諦めない」と言い続けたあなたの言葉を糧に

ここまで歩いてくることが出来たんだ

道を引き返すのは間違いじゃないと気付けたこと

あなたが歌ったあの歌 今は 僕が歌い続けるよ


あなたと出会えたこと my precious memory

いつか 大きな声で 君に届けるよ

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