morbid society

騒がしさに疲れて 潜り込んだベッドの中

今日も何か叫ぶ声 君は何処?


あるはずもないのに 求めるだけの僕等

足りないと泣いて 周りに当たり散らした


少しだけ病気がちの体引き摺って 訳も無く街の中歩く

「こんな時代だから」 本当に諦めたの?

傷付かないように 周りを傷付けてるのは僕達だろ?


混乱した社会の隅 逃げ込んだベッドの中

僕を呼ぶ声遠く 何してるの?


生きていく程に 少しずつ解ってきて

同時に同じ数だけ 解らなくなっていった


少しだけ病気がちの心持ち上げて 荒んだ街路樹歩く

「夢なんて意味無いよ」 本当に思ってるの?

心汚れないように 見て見ぬ振りしてるのは僕達だろ?


熱にうなされて ふと目が覚めた

何も聞こえないように ベッドの中に隠れた

閉じた瞼の裏に映る 君の笑顔

もう一度 探しに来てくれないかな


少しだけ病気がちの体引き摺って 訳も無く街の中歩く

「こんな時代だから」 本当に諦めたの?

傷付かないように 周りを傷付けてるのは僕達だろ?


咳をひとつだけして 僕は目を閉じる


言い訳がましいことは捨てていこう

この病んだ世の中と 上手くやれなくったって

正解が見付からなくったっていい

僕達の愛を歌おう

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