酔いどれ横丁

水野 天音

酔いどれ横丁

               なんだかフワフワする

  千鳥足で歩く横丁

                いつも歩いてたはずなのに

   いつもと違って見える

                 世界が回転してるって

     このことを言うのかな

        そんな呑気な事を考えながら私は歩いていた

           周りを見ても

しずけさもないし

   普段と何ら変わりはない

      

            はずなのに


     なぜだかみんなこっちをみてる

         ああ、わたしみたいなOLなんかがスーツ姿で

   ふらふらと彷まよってるからかな

       なんて

              いつもだったら

   かんがえない

でもなぜだか

        よくわからないがそんなことを

    かんがえていた


いつもならこんなに

       のんでも記おくはあるのに

  なぜだかみせをでたあとの

            きおくがない


たしか このことを“ブラックアウト”

         とかっていうんだっけ?

         

          おさけひかえなきゃな






     頭の中はなぜか冷静で

    わたしはそんなことをかんがえながら

              

           この横丁を歩いていた






-・・-- -・--・ -・-・- 

・-・ ・- 









そっか、、、、

          わたし事故にあったんだ


やっと思い出せた

             でもなんで

   わたしはいまもここに佇んでるんだろ

     

          ああ、そっか

  を待ってるんだ

        私を死なせたあの子しんゆう





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

酔いどれ横丁 水野 天音 @amane19

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画