食べてすぐ寝ると牛になる

@hideeeeeeee

食べてすぐ寝ると牛になる

「宇志男!ちゃんと運動しなさい!夏休み中ずーっと食べては寝て、食べては寝てってだらしないわよ。」

「もーわかってるよおばあちゃん。何回も言わないでよ。そんなの何回も聞き飽きちゃったよ。」

「あんたが何回言っても聞かないからでしょ!

ほんとにそんな生活してたら牧場の牛みたいになっちゃうよ。」

あーもう、また変なこと言ってるよ。なんでそんなことわざみたいな事信じてんだよ。

「はいはい、わかったよ。」

まーこんな楽しい生活辞めるわけないんですけどね。いっぱい食べたし昼寝でもしよーっと。


……あーいっぱい寝た。やっぱ最高だな。、ん?

まてよ、なんかめっちゃ体重いし、狭いな。

「モー、モー、モー!」

え?嘘でしょ。ほんとに俺牛になってんじゃん。

「宇志男ー?ごめん聞こえないんだけどー?

部屋入るよ?」

待って!開けないで!おばあちゃん!待って!

「キャー!!なんでこんなとこに牛がいるの!また宇志男がなんかしたのね、ほら外行きなさい!」

ちょっと待ってよ!おれだよおばあちゃん!おれだってば!

「モー!モー!モー!」

「もーこの牛しつこいわね。はい、牧場に戻りなさい。」

モー外に出されちゃったよ。モーこれからどーすればいいんだよ。誰か助けてモー。


……ん、んん、あー夢か。なんだよ、びっくりさせないでくれよ。

「宇志男ー!ご飯だよー!降りてきなさーい!」

「わかったー。すぐ行くモー。」











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