再会

俺は次の日準備をして学校へと向かう

いつもは相加の家まで迎えに行っていたがもうそれもしない

一人での登校はいつぶりだろうか

相加と一緒に登校している時もあまり会話はなかったがすごく静かに思えた


学校に着くとまだ早い時間だからか人はあまりいなかった。

俺はすることもないので席に座り頬杖をついてボーっとする

退屈だ何をすればいいのかわからない

時間が過ぎていき人が多くなってくる

それと同時に教室は騒がしくなっていく

「退屈だな....」

そう小さな声でつぶやいたがその言葉は誰にも届くことなく騒がしい教室に消えていく



あれから時間が経ち昼食の時間になった。

俺は二奈の元へ行こうとしたときに誰かに後ろから話しかけられる

「な、なぁ」と少し震えた声で話し掛けてくる


それが誰かはすぐに分かった

相加だ

俺はふり返らずに立ち止まったまま動かない

どうすればいいのだろうか疑問が浮かぶ

分からない

そうして数秒が経つと前から誰かがこちらに向かってくる

「瑠衣くん~!遅いですよ!」と俺の目の前まで来た彼女は頬を少し膨らませて言ってくる。すると後ろに相加がいるのに気づいて小さな声で

「え~っとその...今困ってますか?」と聞いてくる

「あ...ああ」と俺も小さな声で答えると

「じゃあ合わせてください」と二奈が言った瞬間二奈が俺に抱き着いてくる

「ちょ!?近っ!」俺は慌てて二奈を引きはがそうとするが先ほどの合わせてと言う言葉を思い出して

内心バクバクしながら「そ、それじゃあ昼食食べに行こうか」と言って歩き出す。

そして二奈と昼食を食べに行くのだった



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