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戦いは既に始まっていた。『6d<シックス・デイ>』への参加を提案されたその時点で、俺はチームにおける
表向きには反発の意志を示すやもしれないが、内実としては策に従順である必然性があるということを理解している。この前提からチーム構造を逆算していけば良い。
もし仮に、今大会において俺に反発する人間がいるのであれば、パターンは概ね二つに分類することが可能になる。
一つ。俺の作戦では勝利ができないと思う時、不服従が生じる。これは分かりやすい話だ。合理性や忍耐というものは、先に何らかの結実が約束されている時にだけ機能する
二つ。俺が展開しようとする作戦の前提となる
こうした事前の想定も、結局のところは勝利のための方策に過ぎない。実際に俺が検討し、実施した方法を公開する前に、俺は今大会における大戦略について書き残さねばならないと思う。
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