phenomenon:7
一戦目の勝負が始まる。
試合が動き出したのは、そんな隙のない動きを見せていたはずの
相手プレーヤーはここで一連のコンボ技を入れて、ダメージを稼ごうとした。――しかし、この動きは失敗した。randomで選出したキャラクターだったからなのか、そうでなければ緊張からか、相手はコンボを決めきれず、寧ろ隙だらけの姿を
相手が一連のコンボを決め損ねたのとは裏腹に、
二戦目。相手は流石にrandomを選ぶようなことはせず、もっとも得意なキャラクターで
しかし、三戦目になるとまた様相が変わる。キャラクターの動きを対策し始めた
この動きに困惑してか、四戦目に相手は得意キャラクターではなく、現在のダイヤグラムでもっとも広い範囲に優位を取れるキャラクターを選択した。これに対し、
――それ以後、
彼、
俺はRMT可能なゲームでは基本的にこいつを連れ回した。……こいつはよく働く。しかも合理的に、自ずから改善を図ることが可能な稀有な人材で、ここに来る大半の人間が故郷が
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