【日本史】地平線は、いつも変わらず

欠片１・『日本の始まり』

いつものように、石器で獲物を刈っている。

いつもが消える。そんなこと、考えもしなかった。

ただの旅人だった。

しかし、氷が解け、見えた先は海だった。

草が風に揺れる。

まだ獲物はいる。やり直してみればどうかと、問われている気がする。

だから、変えたんだ。

順路を。