2‐3

「いよいよ明日には目的地の霊山に着くのか」

「あぁ、そうなる」

 旅が始まって十数日。自分たちは川沿いで火を囲んで最後の夕餉をとっていた。

 即席の木の串で刺した川魚を頬張りながら、主が口惜しそうに呟く。

「楽しかったこの旅も、もう終わってしまうのだな」

「なんだ、楽しかったのか刹夏。いつ追手に狙われるのかと内心びくついてるものかと思ってたが」

 海李はわざとらしく揶揄うようにそう言った。海李自身、主がこの旅を心から楽しんでいたことに気付いていないはずがない。意気消沈した主の笑顔を取り戻すためにおどけて振舞っているのだろう。

「のう、海李。海李は霊山に我を届けた後は、一人で都に帰るのであろう」

「まぁ、向こうには朝廷お墨付きの僧兵や高僧が沢山いるしな。俺が現地にいたって人手や護衛は十分間に合う。霊山には結界だって張られているらしいし」

「我は………」

 主が何事かを言いかけたが、それ以上先の言葉は出てこなかったらしい。

 いや、出てこなかったのではなく、意図して出さなかったように見えた。おそらくそれは、神の血を引く尊き御方が下々の者に告げるにはあまりにも憚られるものだったのだろう。

「———のう、海李」

「なんだ?」

「我を狙う不届き者の正体が露見し、裁かれた暁には、我は再び都へ戻ることになろう」

「あぁ、そういう話になってるな」

「その時は、お主に我を迎えに来てほしい」

「?」

「そしてまた、我とそらと共に旅をしてほしいのだ」

 願い。それは勅命などではなく、主個人の願いのように聞こえた。

「———俺は立場上、刹夏之命の勅命には逆らえないんだ。だから、お前が俺に“また共に旅をせよ”と命じれば、俺は必ず、お前を迎えに行く」

「そうか。では、我はお主に命じる。いつか必ず、我を迎えに来い。そしてまた我と共に旅をせよ」

 そう告げる主の声からは先ほどまで僅かに滲ませていた憂いや迷いが取り払われ、都にいた頃と同じ威厳と高貴さを感じさせた。

 海李は手にしていた魚の串焼きを地面に刺すと、主の方に向き直って姿勢を正し、恭しく首を垂れる。

「承知つかまつりました」

 ———まったく、素直でない男だ。

 旅の最後の夜はこうしてしめやかに、しかし暖かな雰囲気に包まれて過ぎていった。


 翌日、自分達は何事もなく予定通りに霊山の麓に到着した。ただ漫然と見る分にはそこらにある山とさして変わりないが、分かる者には分かる。ここが普通とは異なる特殊な霊地であることは。

「こうして見ると俺みたいな一般人でも厳かで神秘的な雰囲気を感じるよ」

「その感覚は間違いではない。あと数歩も歩けば結界の領域内だ。おそらくこのまままっすぐ進むわけにもいかんの」

「向こうにも当然話は通ってるはずだ。なのに俺たちを招き入れないなんてことあるか?」

「そう都合よく特定の者だけを招き入れるように結界を張るのは難しいものよ。そら。どこかに結界の強度が緩い場所がないか探ってもらえるか」

「承知しました」

 自分は主と海李のもとを離れて周囲を飛行し、普段より注意深くこの霊山一帯を観察する。すると今いる場所から東の方角に、一部呪力が綻んでいる気配を探知した。

 地上にいる二人にそのことを伝えて、綻んだ場所から自分達は霊山の結界内に足を踏み入れた。

 山に入ってほどなく、白い装束に身を包み長刀を手にした数名の僧兵が現れる。

「この地に何用か?」

 僧兵の一人の静かに威圧するような問いに海李が答える。

「某は朝廷より刹夏之命の護衛を命じられた海李と申します。恐れながらさる御方の命により、この地にて刹夏之命の保護をお願いしたく」

 高僧たちが視線を海李から隣にいた主に移すと、状況を理解したのか恭しく頭を下げた。

「ご無礼をお許しくだされ。お話は既に伺っております。どうぞこちらへ」

 僧兵たちの後を追って、自分達は霊山の中腹にある寺へと案内された。

 道中寺へと続く長い石段をようやく登りきると、主が息を切らして顔を伏せた。

「ふぅ。やっと着いたの」

「お疲れ様だ、刹夏」

「お主もだ。ここまでの旅で我を守り抜いたこと、褒めて遣わすぞ」

「守るというか、お守りをさせられてたようなもんだったけどな」

「お主はまったく本当に減らぬ口をしておるの。主が労ってやっておるというに」

「はぁ。―――勿体なき御言葉」

 海李はその場で地に伏し首を垂れたが、すぐに気持ちを切り替えるように「さて」と一声上げて立ち上がる。

「俺の役目はここまでだ。そら、ここにいる間、刹夏のことはよろしく頼むぞ」

「あぁ、お前に言われるまでもない」

「お前はまぁそうだよな。刹夏、息災でな」

「あぁ。―――我との約束、忘れるでないぞ」

「約束?さぁ何のことだったっけな?」

「お主っ」

「冗談さ。あぁ、また事が済んだら迎えに来る。じゃあな」

 そう言って海李が踵を返したその時だった。

「———え」

 主の口から放心したような声が漏れたのが聞こえた。

 だがそんなことは気にすることもできなかった。それまで自分たちの目の前にいた海李の背中を突き抜けて、鈍く光る刃物がこちらまで伸びていたからだ。海李の水色の着物が、刃の突き出た部分から見る見るうちに赤く染まっていくのが分かった。

「っ、かはっ………!」

 不意に刃が引き抜かれ、それと同時に糸の切れた人形のように海李がその場に倒れこむ。それを海李を刺し貫いた当人―――ここまで自分達を案内していた僧兵が静かに見下ろしていた。

「か、海李!!海李、海李、しっかりせよ、海李!!」

「主様いけません!すぐにこの場から―――」

「喧しいわ!海李、しっかりせい、海李っ!!」

「に、げろ、刹夏………っ」

 まだ息はあるようだが、出血が止まらない。このまま放置すれば死は確実だ。

「貴様ら、どういうつもりだ!我らが刹夏之命の忠臣と知っての狼藉か!」

「はい、存じております。しかしこれは、帝からのご命令なのです」

「なん、じゃと………?」

 主が驚愕の色を浮かべる。

「この国で人々に信奉される神は一つでよい。そしてそれは貴方ではなく、この国を統べる帝でなければならない。故に、刹夏之命にはこの地にて永劫の眠りについていただく」

 その僧兵の言葉をまるで合図とするかのように、すぐ傍まで近づいていた寺院の中から大勢の人間たちの詠唱が届いた。加えて周囲の木々の影や草むらからは何十という数の僧兵たちが武具を構えて現れ、一様にこちらを睨んでいる。

「この詠唱、まさか?」

「我を、この地に縛り付けようというのか。では都で我が賊に襲われたことも最初から………。そういうことじゃったか………ッ!」

 主の言葉に周囲の空気が震えているのが分かった。

 今、主はいかっている。

 守るべき人々に矛を向けられたことに、信じていた者たちから裏切られたことに、海李を傷つけられたことに。

「そらよ、お主に勅命を告げる」

「は?」

「海李を連れてこの地を離れよ。決して海李を死なせてはならん」

「しかし主様!余にはそのような———」

「お前にならできる。後のことは任せた」

 その瞬間、自分はそれまで空の如く澄んでいた主の双眸が禍々しいこんに染まっていることに気が付いた。

「———人間ども!!!」

 主が一声叫ぶと、それまで震えていた空気が一気に爆ぜた。それは凄まじい勢いで周囲に拡散され、僧兵たちが体勢を崩し、ある者は耐えきれずにその場から吹き飛ばされた。

「貴様らだけは許さん」

 次の瞬間、主の姿は目の前になく、自分の何倍もの大きさの黒い翼と共に天高く舞い上がっていた。

 ———あのような御姿、都にいたときには一度も。

 ———怒りで“血”の力が目覚めたのか………!

「怯むな、放て!!」

 兵の一人がそんな言葉を叫ぶとともに、周囲の者たちが一斉に天に浮かぶ主目掛けて矢を放った。だが主のいるところは高すぎて地上からでは矢が届かない。

「主様!!」

「っ、ぐ、うぅ………」

 その時、目の前でうめき声を上げる海李の存在にようやく自分はハッとした。

 ———『海李を連れてこの場を離れよ』

 ———『決して海李を死なせてはならん』

「———承知しました………!」


***

***

***


 数日後。

「———刹夏っ!!、ぐぅ………っ!!」

「まだ動くな海李。傷が開く」

「っ、そら。一体何があった?というか、ここはどこだ?いやそれ以前に刹夏は———」

「落ち着け。順を追って話す。まずは横になれ。九死に一生を得たとはいえ重症であることには変わりないのだからな」

 多少自分の予測も混じっていることも断りつつ、これまでの出来事を海李に話していった。

 都で起きていた主の襲撃事件。そしてそれに端を発するこの夏の旅はすべて朝廷が仕組んだことだった。

 元々主は帝と同じく神の血を引く家系であり、人の血が濃くなったとはいえ現代の帝と比べれば明らかにその力は帝の上を行っていた。このことが帝室の威信を傷つけていたのは想像に難くない。

 都で襲撃事件を起こし、避難という名目で主とその息のかかった者たちを誘導した先で一網打尽にする。元より主は政から縁遠く、屋敷をほぼ出ないこともあってその存在は一部の者たちにしか知られていなかった。天下のお膝元から遠く離れた人里少ないあの霊山は封印地にうってつけだったのだろう。

 あの後、自分は海李を連れて霊山の結界を脱出した。

 主が兵の相手をしていて場が乱れていたのと、主の“血”の覚醒に伴って寺の僧たちの術式の構築が遅れていたのが功を奏したのか、封印結界の再構築が完了していない間隙を縫ってどうにか脱出できたのだ。そのまま急いで霊山から近すぎず、しかし遠すぎない距離にあったこの村に海李を担ぎ込んだ。

「お前が俺を運んだ?その小さい体で?」

「あぁ余も驚いたが、おそらくは主様の“血”の力が強まったことで、眷属である余の力も増したということなのだろう。だが今は———」

「今は?」

「………お前をこの村に運んだのち、余は急ぎ霊山の主様の元へ馳せ参じた。しかし、その時にはすべてが終わっていた」

「そら、はっきり言ってくれ」

「主様は———あの地に封じられてしまった」

 自分が戻った時には、封印結界の構築が完了していてそれ以上近づくことが叶わなかった。かろうじて確認できた結界内の霊山は地形が変わっており、相当な数の人間が屠られていたことから、主も決して抵抗しなかったわけではないはずだ。

「なら、急いで刹夏を助けにいかないと」

「無理だ。仮にも神の血を引く主様すら封じるあの術式はそこらの人間に紐解けるような代物ではない。まして主様から力を授かっている余やお前では猶更だ」

「じゃあ一体どうすればいいんだ!っ、痛たた………っ」

「———余がまだここにいることと、お前が主様から与えられた“眼”が生きているのを見るに、主様と我らの繋がりは途絶えたわけではない。そしてその封印も所詮は人が成したもの。時が経てば封が弱まり、我らがあの地を再び訪れることも、主様のお目覚めも叶うことだろう」

「本当か!?」

「ただ、それがいつのことになるのかは余にも分からぬ。明日か、一月後か、一年後か、十年後、百年、もしかすると千年はかかるやもしれぬ」

「おいおいおいおい、だいぶ悠長な話じゃないかそりゃあ。結局、万事休すってことかよ」

 海李は手の甲を額に乗せて力なく目を伏せた。

「———いや、まだできることはある」

「っ、なんだそれは!?」

 海李が食い気味にこちらに目を向けた。

「いずれ主が戒めから解かれたとき、主様がこの世界に絶望なさっていたとしたら、お前はそれを正したいと思うか?」

「は?」

「主様は常日頃から世の人々を慈しみ、旅の中でこの世界の美しさを語っておられた。しかしそれは裏切られ、主様の御心は深く傷ついたはず。目覚めたときに“こんな醜い世界は無くなってしまえばいい”、などと思われても不思議ではないだろう。怒りに駆られ、力を振るって自分以外のすべてを壊そうとされるやもしれぬ」

「そりゃあ、もしそうなら止めたいとは思うが。でもだからって俺に何ができるっていうんだ?」

 自分は海李の左眼を指して続ける。

「お前の“眼”がまだ主様と繋がっているのなら、その眼を通して今の主様にお前の見るものを届けられる可能性はある。いや、“眼”を通じてでなくともやりようは他にもあるはずだ。重要なのは、主様に“世界の美しさ”をもう一度伝えること」

「つまり、旅をしろってことか?美しいものを探して。この世界は捨てたもんじゃないってことをあいつに伝えるために」

「方法は任せるが。だが余もお前も、このまま都に戻ることは叶わないだろう。朝廷からの追手の目を掻い潜る意味でも、どこか遠い土地へ身を隠した方がいい」

「———やれやれ。本当に手のかかる主を持っちまったもんだな。俺も、お前も」

「海李」

「あぁ、分かってるよ」

 海李はみなまで言うなと目を伏せ、大きく息を吐いた。

「俺たちはあいつに生かされたんだ。守るのは俺の役目だったはずなのに。情けない話だ」

「それを言うなら余も同じだ。あの時、余は何もできなかった」

「でも俺は助けてくれたじゃないか」

「それが主様からの最後の勅命だったからな」

「だとしてもだ。ありがとう。お前のおかげで助かった」

「………重かったぞ」

「———長い“夏探し”になっちまったもんだ」


 傷がある程度落ち着くと、自分と海李は村を離れた。

 都から離れるように遠くへ、遠くへと足を伸ばし、海李の“眼”を通して主がどこかから見ていることを願いながら各地を放浪した。

 何年もの時が経ち、やがてとある山間にひっそりと佇む村に身を寄せた海李はその土地に小さな神社を建立し、自らの名も改めた。素性を隠すためという面もあったが、自分達が生きている間に主の封印が解かれなかった場合、後世の人間に後を託す必要がある。その際、主のことについて後世に残す際に最も確実な方法が信仰だと考えたのだ。もちろん『刹夏之命』という名をそのまま残すわけにはいかなかったのだが。

 さらに月日は流れ、海李は村で出会った娘と契りを交わし、子供を儲けた。以降海李は妻や子供、村の者たちには愛想は良いが時折ふらりと“神饌”を得るため各地へ足を運ぶ、少々風変わりな神主として慕われる日々を過ごすことになる。


 そうして、長い長い年月が過ぎていった。


***

***

***


「なぁ、そら」

「………なんだ」

 その日はよく晴れた日で、自分と海李は陽の当たる縁側に並んで座ってゆったりとした時を過ごしていた。

「俺もお前みたいに、死んだら生まれ変われるんだろうか」

「知らん。というか、仮にも人々に神道を説く者がそんなことを余に聞くな」

「良いじゃないか。お前も神の遣いだろうに」

「———余は主様によって創られた存在。主様との繋がりが途切れない限りは何度でもこの世に蘇る。だがここ数度の生まれ変わりを経て気付いたが、主様が封印されている影響か、ところどころ記憶の継承が上手くいっていないようだ。これから先、何度も輪廻を繰り返せばやがて主様やお前のことも忘れてしまうのやもしれぬ」

「そうか、神の遣いといえども痴呆からは逃れられないか」

 そう言って力なく笑う海李の顔にはこれまで辿ってきた過酷な旅路を感じさせる皺が濃く刻まれている。あれから何十年も時が流れたのだ、無理もない。普通の人間は、時間という世の理に逆らうことはできないのだから。

「主様が今のお前を見たら、果たして美しいとおっしゃるのだろうか」

「無理だろうなぁ。歳をとりすぎた」

「だが、“眼”だけは変わっていない」

「そうだなぁ。子供にも現れたのには驚いたが」

 海李の子もまた、生まれつき海李と同じように左眼が青かった。主から与えられた“眼”が血統で遺伝するのか、子供もまた主と視界を共有しているのかまでは分からないが、結果として後顧の憂いが一つ減ったのも事実。海李の身に何かがあったとしても子や孫が役割を果たしてくれるはずだ。いや、どうかそうであってほしい。

「そら。俺はこの数十年でいろんな土地を巡った。春も、夏も、秋も、冬も。北にも、南にも、西にも、東にも。そしてこの世界には素晴らしい美しさや尊い人々の営みがあることも知った。でも分からなかったこともある」

「………それはなんだ?」

「空が青い理由。それ以外にも、例えば、海の向こうには何があるのか。人という種が何故この世で繁栄を築くことになったのか。神とは何なのか」

「まるで、どこかで聞いたような問いだな」

 忘れていない。まだ覚えている。それはかつての“夏探し”の旅であの御方がおっしゃっていたことだ。

 こちらの返答に海李は嬉しそうに口角を上げた。

「あの日、あいつが言っていたことの意味がこの数十年の歳月をかけてようやく少しだけ分かったような気がするんだ。この世界は、人間一人の一生をかけた程度じゃ到底巡りきれないほど広い。そしてだからこそ、この世界はそう易々と捨てるべきものではないと思える」

「………」

「俺は、この世界が好きだ」

「———そうか」

「なぁ、そら」

「なんだ?」

「いつかあいつに会えたら伝えてくれるか。“約束、守れなくてごめん”って」

 海李はどこか遠い目で空を眺めながら確かにそう呟いた。

 ———『我はお主に命じる。いつか必ず、我を迎えに来い。そしてまた我と共に旅をせよ』。

 かつて海李と主が交わした言葉が脳裏をよぎる。

「———違うだろう」

「?」

「お前は約束を守るんだ。お前の血を継いだ子が、孫が、子孫たちがいつか必ずあの御方を迎えに行く。主様もきっと許してくださることだろう」

「そうか。………そら」

「なんだ」

「あいつが許してくれるとしても、怒られるとしてもだ。その時は、お前も一緒だぞ?何度生まれ変わっても、それだけは忘れてくれるな」

「あぁ、勿論だとも」

 残暑も失せ、諦めの悪いセミの鳴き声がどこか遠くから微かに聞こえる、そんな夏の終わりの日のことだった。

「我らは共に、主様の忠臣なのだからな」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る