全ての物の上にあれ
大陸の中央、今の大陸の全ての国家を間接的に創ったと言っても過言では無い。
ゲルマン民族の強力な連帯によって形作られた「大」ゲルマン帝国、しかし実態はかなり複雑だ。
元々これらの地域は相違点こそ殆ど無かったものの、違う民族が居住していた地域が全体の三分の一も存在しているのだ。
そして何より、他の国家には無いとても厄介な問題がある。
それ即ち貴族である。
あまりにも早期に形成されたゲルマン帝国は、帝国という名を持ちながら、皇帝が居ない。
あまりにもお粗末な帝国を支えているのは、封建貴族。
農奴を容認せざるを得ない程まで貴族の影響力が強い。
そしてそれらがあっても尚大陸最強だったのが数年前である。
今の状況を言えば、戦争をすれば必ず敗北する
西では「槍」のファランクスが、東では「戦略の天才」と言われるクルバノフが、
まだ辛うじて大陸最大の軍隊を保有している以上、下手に戦争は仕掛けられないだろう。
.....が貴族の排除が成功しない限り、この帝国は安定を享受出来ないだろう
今、帝国は変革の時期を迎えている。長年影響力を持ち続けていたモスコーヴィエン家を排除する時が来たのだ。
いかなる犠牲を払おうとも、帝国の安寧を。
この機会を逃すわけにはいかない.....
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