第8話
そんなミソジニスト力士と、ミサンドリスト女子レスラーの試合は陰惨極まるものだった。
互いを日本語や英語で罵り合い、投げ飛ばし合い、殴り合い、蹴り合い…。
業を煮やしたドロシーは、ヘッドバットを食らわせようと接近してきた
毒霧と言っても概ね食紅とかタバスコを薄めた水溶液なのだが、それでも不意を突かれた
間髪入れずに
だが、彼の内在するミソジニーに裏打ちされた底力はこんなものでは無かった。
蹴りを食らわせているドロシーの脚に飛び掛かり、そのまま押し倒すと「女ァー!」と雄たけびを上げドロシーの左腕を肩から掴んで引きちぎった。
そして引きちぎった左腕でドロシーを殴打し、露出し折れた骨の先端で倒れた彼女の身体をレフェリーストップ(一応説明しておくと、この試合には行司ではなくレフェリーがいるのだ…お飾りみたいなモンだが)が入るまで何回も突き刺し、それをリングマットに叩きつけ再び雄叫びを上げた。
場内は阿鼻叫喚に包まれた。
ドロシーは出血多量で絶命。
決まり手は『刺殺』。
文句無しの
控室に戻った
俺は
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第3試合は
ジョニーは、度重なる女児へのわいせつ行為で懲役300年に問われていたが、NDWFで生涯飼い殺す事を条件に釈放されたそうだ。
どうやらNDWFは司法判断にも介入出来るらしい。
アメリカって国は一体どうなってるんだ?
とはいえ、元
なんと、互角の戦いを繰り広げている。
どちらも意外と強いじゃないか。
そんな『相撲とプロレスがガチでやり合ったらどうなるか?』を体現している取り組みが続き、互いの一挙手一投足に観客も沸き立つ…。
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