トリック・オア・トリート
今回のアーバン君は普段よりちょっぴりスケベです。
こちらへの掲載だし、許しておくれ。
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「トリック・オア・トリート!お菓子をくれなきゃエッチな悪戯をしちゃうぞ!」
はいどーも、アーバンです。
この国、年始と建国祭以外だと特に季節のイベント的なモノはない。
バレンタインデーもホワイトデーも
クリスマスも、当然ハロウィンもない。
別に流行らす気も無いのだが、調理場でカボチャを見つけたので何となくハロウィンを思い出してしまって、これまた何となく遊びたい気分になった。
料理人にカボチャをくり抜いてもらって、中をカボチャパイにしてもらう。
ちなみにカボチャパイは普通にこの世界にあるらしい。
んで、中をくり抜いたカボチャに魔法陣を描き込んで空飛ぶパンプキンヘッドを作ってみた。
顔だけだと寂しいのでマントをつけて、軍手をカボチャと連動して空を飛ぶようにした。カボチャの中にはマイク、スピーカー、カメラが搭載されている。
さて、さらに取りだしたるはヘッドギアで御座います。
第3王子にドローンを撃ち落とされて、ローアングルからの必殺技が撮影出来なかった悔しさからデータを送信する魔法陣を作り上げ、それをヘッドギアで直接確認する事で、目視出来なくとも遠隔での操作が可能になった。
また、遠隔で操作できる距離も1キロメートルに伸びた。
こちらの音声も送信可能で、マイクからは加工された俺の声が流れるようになっている。
名付けてジャック・オー!
という事で早速メイドさんのもとへレッツ、ゴー!
おっと、万が一本当にお菓子を持っていて、本当にくれた時の為に底が次元収納になっているバスケットを持って行こう。
お!前方にメイドさん3人組を発見!アーバン、突貫しまーす。
『トリック・オア・トリート!お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ!』
「きゃ!」
「え、な、なに?モンスター?!」
「まさか。良く見て、内側に魔法陣が描き込まれてる。それに魔道具も入ってるわ。アーバン様の玩具よ」
『お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ!』
「えっと……お菓子ですか?誰か持ってる?」
「流石に持ってないわよ。というか久しく食べてないわ」
「そうよね、お菓子なんて基本的にお貴族様の食べる物だし」
そ、そうか。メイドってあんまりお菓子食べれないのか、可愛そうに。
でもそれはそれとして悪戯はさせて貰おう。
『お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ!』
秘技、スカートめくり!
説明しよう、秘技スカートめくりとは、手が2つしかないのに何故か同時に3人のスカートがめくれる技なのだ。
「……」
「……」
「……え~っと?」
り、リアクションが薄すぎる!どうなってるんだ?!
というか一番清楚っぽい感じの子がTバックとはどういう事だ。ありがとうございます!
『お、お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ』
……
……
だ、ダメだ。
空気がいたたまれない。
戦略的撤退!
しかし、スカートをめくられて悲鳴一つ上げないとは、どういう事だってばよ。
流石に幼稚過ぎたか?
でもなぁ、水鉄砲とか浴びせられたら着替えとか面倒だよな。
待てよ?彼女たちは普段カボを見慣れている。
今の子の姿はどう見ても人間には見えないし、カボにスカートをめくられた感じになっているのでは?
それはキョトンとした顔にもなるか。
どうしようかなぁ~。
誰か良いリアクションしてくれそうな人はいないかなぁ。
出来れば美人さんで。
オリビエ先生、は後が怖いから止めておこう。
ニーナは人妻だから流石に理性が邪魔をする。
同じ理由でサリーも、まだ婚約段階とはいえ無理。
コーネリアは……今後白い目で見られても嫌だし止めておこう。
後は、イブとアノーレ?
リアクションが想像出来ないな。
ちょっと試してみよう。
お、発見。
みんな庭で訓練中だ。ちょうど良い事にゴーレムは装着していない。
『お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ!』
「なんだぁ?」
「うわ!カボチャのお化けだ!」
「モ、モンスター?!」
「よく見なさい。魔法陣が描き込m(以下略)」
『お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ!』
「お菓子が欲しいの?ごめんねぇ、僕も持ってないや」
「言うまでもねぇが俺もだな」
「節約しないとイブが怒るもんね」
「当たり前でしょ?奴隷の癖にお菓子なんて贅沢品……【試しの遺跡】で散々果物や美味しいお肉を頂いてしまったけれど、普通はあり得ないわよ」
倹約家が過ぎる。後でカボチャパイを差し入れして上げよう。たんとお食べ。
それはそうと悪戯のお時間です。
『お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ!』
秘技、スカートめくり――――って、2人ともズボンやないかーい。
し、仕方ない。技を変更だ。
美技、おさわり!
説明しよう。美技、おさわりとは普通におっぱいを揉むぞ。大丈夫、流石に触覚はリンクしていないから!軍手を魔道具化した手でちょっと揉むだけだから!
ちなみにバスケットは口に加えている。
むに!
「……あ、あの~……え?イ、イブ、これどうすれば正解?」
「私に聞かないでよ。分かる訳ないでしょ?」
……
もみもみ
……
「……」
ど、どうしてこの世界の子たちはこんなにリアクションが薄いんだ!
ええい、選手交代!
イブ選手!行きますよ!
ぺた!!
……
「…………」
カボチャはゆっくりと手を放して、手のひらを天に向けて、ゆっくりと左右に頭を振った。
あ、無表情のイブのパンチが――――
[no-signal]
あー!ジャック・オーがぁー!!
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