第4話


 (よし、行こう)


 結局また午前3時になってしまった今日もいつもの反射タスキや携帯を持ち、更に胸元にライトをつけ明かりを確保すると玄関を開け外へと出た。


 (今日は川沿いの土手を散歩しようかな)


 そのために胸元にライトをつけて来た、川沿いの土手には街灯は無い。歩くだけならば月明かりだけでも十分だが車が通る道では有るので無点灯は少々危ない程度ではすまない。


 家の敷地を出て右へ向かい公民館前を通り過ぎて少し曲がった坂道を上る。土手道へと入る前に前や後ろを見て遠くに車の明かりが無い事を確認して土手道へと入った。


 人が歩いても良い道とは言え真夜中だ。いつもより速度を出す車が居ないとは限らない、しっかりと照らしておくとしよう。


 (川の左右から聞こえる虫の声と合わせて右側から水の音が時折聞こえる…良いね)


 いつもより前後を確認して車が来ていない事を視認するとまたそのまま歩き出す。また時折空を見上げて星空を眺める。


 (こんな時間でも車は通る、あの車は…反対側ならこっちには来ないね。もう少し歩いたら降りようかな)


 結局車は土手道を歩いている間は来る事は無く安全に散歩を堪能出来た。


 (ん〜、今日はいつもより車が来る道を安全に進めたくらいかな。他は特に面白い事は無かった…次回は何か有るかな)


 そのまま家へと戻り約40分の散歩が終わった。

 

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