第2.5話 後書き


     〜メイキング&NG集〜



スタッフ「んじゃ次は〝白米〟のシーンいきまーす!」



ナレーション「次は白米。この米は自国【メガロス・ドワーファ】の北東地域で作られているアシタコマチ。そこいらの米とは粒立ちが違う。そのブランド米を火と水の魔石を利用した〝魔導炊飯器〟から〝イリア〟の木杓子で掬い取り、具材を炒め終わったら具材と合わせてまた炒める。この時、火力は強火に。白米が黄金色に馴染んだら醤油・塩・胡椒・ガーデンバードの骨を煮込んで作られた鶏ガラスープの素を少量入れ、サッと炒めてすぐに火を止める」


スタッフ「はいカーット!」


監督「……マル」


スタッフ「はいオッケーでーす!」


監督「ブレイキンッ」


スタッフ「はい休憩入りまーす!」



ルゥ「さーて、休憩中に台本の確認でもしよっと! ──最後はお皿に丸く盛りつけ、小口切りにした青ネギを乗せれば母直伝〝B.A.D.炒飯〟の出来上がり──よしっ、完璧っ!」


イリア・少年「いやそれダメなやつ!!」


ルゥ「ですよねぇ……」


スタッフ「はい再開しまーす!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る