おまけ ※本編のネタバレを含みます
あとかぎ
こんにちは、邑樹です。
本作『僕たちは拗らせている』を最後までお読みいただきありがとうございました。
せっかくなので、この場では『僕こじ』の制作裏話なんぞを書いていきたいと思います。
ちなみに本作は『彼女たちは爛れたい』と同じ時間軸、同じ舞台の話となっています。
本作の登場キャラも一部登場しているので、まだお読みでない方は是非。
https://kakuyomu.jp/works/16818093083735769316
さて、本作はもともと翠川陽菜というキャラクターと主人公の二人が美術部の活動の中でちょっとエッチなやりとりをしながら徐々に恋愛関係に近づいていくという体裁のラブコメディを想定してプロットの作成をはじめました。
ところがどっこい、いざ肉づけをしているうちに美術室の中だけで物語を進行するにはどうにもネタの引き出しが足りないぞ、ということで、翠川のキャラクター性だけ残しつつ普通の学園ラブコメに路線変更をしたんですね。
そんな中で飯塚や八鳥というサブキャラクターを物語進行上の必要性に応じて作っていったのですが、とくに飯塚についてはプロット段階と完成稿でまったく別人になりました。
もともとは下ネタも言わないただの幼馴染キャラで、最後の最後に実はWSS(わたしのほうが先にに好きだった)が判明するというキャラだったのです。
ところが、本編執筆時において翠川不在時の賑やかし成分が足りないと思って下ネタキャラにしてみたところ、僕の想定を外れたとんでもない動きかたをしてしまい、結果的に最初っから主人公ラブ全開のキャラに変貌してしまったという経緯があります。
また、八鳥も本来はヒロインキャラにする予定はなく、あくまで裏で読モ押しをしているヤンキーギャルという扱いだったのですが、こちらは全体のボリューム増加のためエピソードを追加してるうちにヒロイン級の扱いになってしまいました。
本作は当初から10万文字は超えるボリュームにしようと思っていて、そのためにプロットにないエピソードをあとからいくつか追加しているんですね。
確かもともとのプロット分だけだと7万文字くらいだったかなと思います。
そのため、全体としてちょっと取っ散らかった構成になってしまったところもあり、この点については反省材料かもしれません。
また、本作の執筆のきっかけにはいくつかの既存のラブコメ作品が関係しており、そういった作品からの影響も少なからず受けています。(傾向としては似ていますが、特定の一作の影響を受けているということではないです)
とくに主人公が低身長でヒロインが高身長、巨乳しか出てこない等はけっこう露骨に影響を受けているよなぁと自分で書いてる最中も思っていました。
まあ、この辺はわりと最近のラブコメのトレンドでもあるのかなと思っています。
そういう意味では新作のほうが僕本来の作風に近いので、その辺りの差なんかも感じてもらいながら読んでいただければ嬉しいです。
ちなみにこの場ではとくに言及しませんが、影響を受けた作品について敢えて隠しているわけでもないので『おい、この作品の影響受けてるやろ』と突っ込まれたら素直にお答えいたします。気になった方はコメント欄からご質問ください。
というわけで、今回はこの辺りで失礼いたします。
重ねてになりますが、よろしければ『彼女たちは爛れたい』のほうもあわせて読んでいただけると幸いです。
彼女たちは爛れたい ~性に積極的すぎる彼女たちと普通の青春を送りたい俺がオトナになってしまうまで~
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