第3話セミプロ

僕は一時期病気で仕事が出来なかった。

外に出る練習で、パチンコを打っていた。海物語のアマデジを。

朝から閉店まで打っていた。

そうすると、パチプロ達と仲間になり話したりジュースをもらったり。

1日、1万円は勝っていた。

その銭で飲んで、タネ銭だけ取って置いて、生活していた。

勝ち金は赤ちょうちんで、ビールに変わる。

僕はジグマである。

一つの店で打ち続ける。

だから、色んな客がいた。

女性でその人も朝から番までうち、徹底的に玉を出す。

周りのパチプロは、この女性を警戒していた。

「アイツ、徹底的だからな。兄ちゃん、出してくれよ、アイツに負けるな!」 

と、言われていた。


僕は1台を徹底的に追いかけた。釘がしめてあろうが、開いていたらもらった。アマデジで5万勝ちの日も良くあった。

20年前のアマデジは打ちやすかった。

だから、そのセミプロ時代が3ヶ月あったのだ。

仕事に復帰したからは、その店はたまにしか行かなくなった。

そして、引っ越しあのパチプロのオジサン、オバサンと会う事は無くなった。

パチンコ自体は、今は絶望的だ。徹底的に出ないし、勝てない。

訳が分からん機種が多い。

スロットは尚更。もう、2年くらい打って無い。

継続率85%とあるが、駆け抜けって何なの?

来週末、打ちたかったがメガネ、ズボン、靴を買わないといかないので、打てないな。

でも、出ないと分かっているが、打ってみたい気持ちもある。

パチンコ実践記を書くのも近いかもしれません。

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