第2話誰もいなかった

僕はもう、メルトダウンが始まっていた。


トイレには誰もいない。

小便器のチューリップに尻を突っ込み、第一波を放出した。

そして、よちよち歩きで大便器に向かった。

勝った!

僕は、ふーっと息をつき便座に座っていた。


後で、小便器を掃除しなきゃな。


そうして、用を済ましウォシュレットで流しトイレットペーパーを探す。

無い! 


どうしよう?

ポケットティッシュを探す。


あった!


もう一度、ウォシュレットで洗浄してから、用を済ました。


用具入れから、ホースを蛇口に繋ぎ、小便器をキレイにした。

当然の事である。


僕は戦いに勝利したのだ。


その夜の飲み会はこのほか楽しかった。


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トイレの男 羽弦トリス @September-0919

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