第5話 屋上から見えるかな?(4月11日)

初めての授業が全部終わってから1人で三ツ矢サイダーを飲みながら景色を見ていた。

暫くしてから20分後に「咲菜~??此処にいたんだね。」と声を掛けてきたのは隣のクラスの周東しゅうとう涼花すずかちゃんという子だった。


暫くして涼花ちゃんは緑茶(綾鷹)を飲みながら、「此処からは景色は見えないんじゃないかな」と私に聴くと、「どうかな??工場の建物が小さくなったような感じだけど多少は見えるかも」と言った。

確かにこのエリアは「新宿」や「晴海」等といった東京の地名が多いし、いつかは本物の東京に行きたいなという楽しみさえある。


「2人とも此処に居たんだ」

舞彩ちゃんと同じクラスの藤重志織ちゃんがやって来た。

「帰りに徳山駅から直結してるTOKUYAMA DECKに行ってみようよ」

そして私たちは夕方の4時半に高校を出発した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

2年遅れの私たちの成人式はふれあいビーチで2023~山口桜が丘女子高校物語(高1) @Y0SHI55826

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ