7「まずは、肉を食え」
「……自己申告の大丈夫は信用ならんのだが……まぁ、いい、ともに食事をすることで深まる信頼もあるだろう。まずは、肉を食え」
「論理の飛躍ぅ! 途中の思考説明ぶっ飛ばさないでください。中学生だって三段論法くらい使えますからね?」
「美味い物を食うと、
「そこはちゃんと気にしましょうよ」
ポンポン言い合いながらも、
慣れた様子と備えから、お二人が野営も視野に入れて来たことが察せられた。
「そういえば
「少し奥へ進んだところに沢があった。真水で濁りもなかったが、不自然ではあるな」
「そんな不自然な場所でしれっと処理してきたんですか……。まぁうん、でも、水場があるってことはやっぱり、ここアレでしょうね」
「……そうだな。どういう作用が働いて、変質したのかはわからないが」
お二人が話している内容は、なんとなく察しがついた。そこに気づくってことはやっぱり……お二人はプレイヤー知識を持ったままここにいるのだろう。気になることはいろいろあるけれど、どこから切り出したものかがやっぱり難しい。
国というコミュニティグループの中で国王と役職を持つ人たちがまとめ役となって国家方針を話し合い、どういう方向性で開発するかを決めて、それに沿った
もっとも、戦争が起きて敗戦すれば国の発展状況も
ゲーム性の良し悪しはさて置き、国で設置できる
病院、神殿、記念碑などのような文字通りの施設。発電所、採掘場、取水場のような動力や資源に関わるもの。そして、森林、湖、農地、牧場など生産に関わる施設と。
湖や森って普通は自然のものだけど、
つまり
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