第24話 聖王決戦③

 柊舞は「対魔人班じゃないやつに手を出す権利は無い」と言う。柊舞は内心どうせ逃げるのかと反論してくるのだろうと思っていた。今までもそういう奴には出会ってきたから慣れっこだ。

 隼人は「なら仕方ないな、そっちも頑張れよ」と反論もせずにスカしたような美形な顔でニヤリと笑って立ち去るのだった。


「相川さんあの仮面野郎は俺がやるんで植物の方任せていいですか?」と言うと。

相川は任せろと言わんばかりの表情で相槌した。

その瞬間植物の魔人が地面を揺らしありとあらゆる巨大な木を作り始めた。恐らく植物の魔人の能力は植物生命の誕生や操作だろう…もう一方はなにもしてこないまだ切り札ということかと秋は察した。

 相川は詠唱した「操」

その瞬間周りにいた下級魔人達を操作しふたりの特級魔人達に攻撃させるように指示した。やはり仮面の方は手の内を見せない。どうしようもないが仮面の魔人の後ろに到着した光一と華が畳み掛ける。そこに戻ってきた奏が攻撃を仕掛けながら叫ぶ「秋は相川さんと一緒に植物の方を頼む」

秋は植物の成長スピードが早すぎて既に地上から20m程の場所まで木と一緒に植物の魔人が上がってしまった。

そこに柊舞も到着。

柊舞の炎で木を全て燃やし地上戦へと持ちかける。

覚悟を決め全勢力をかけて戦う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る