第21話 会いたかった

 女の子は言う。「本当に私の事覚えてないの?」

奏は「ごめん本当に分からない」と言う。「じゃあこれから今の私を覚えててくれれば良いよ」と言う。「私の名前は」と言ったところで下校のチャイムが鳴ってしまう。「ごめん今日用事あるから帰る」と言い奏は走って行ってしまった。女の子は悲しそうな顔で奏を眺めていた。奏が家に帰ると何故か華が居た。奏が何故居るんだと言うと。華は「そこに奏の家があったから」と言う。というか女子禁制の寮に入ってくること自体謎なんだがなと思いながら華が作ってくれていた飯を食べた。そして夜になってきたので帰るように促すと華は駄々をこね始めたので無理矢理追い出した。そしてまた朝になり新しい学校生活にも慣れるようにした。最初はなかったが体育なども始まり。体を動かすのが楽しかった。そして隣の席の女の子はあの日から口を利いてくれなくなった、まずそこまで話す仲でもないので自然な事だ。そしてこの平和がずっと続くと思っていた。でもそんな事は無かった。学校生活4日目を迎える頃には…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る