第19話 魔結界幻想決戦

 光一は目を瞑った。つい7年前のことだ。

私は兵役学校に通っていたものの合わないと断念し会社員として生活していた。だが出会ってしまった。運命の人だと思える人に彼女との出会いは営業先で話しているうちにいろんな愚痴を言ったりできる仲になった。そんな幸せも束の間悲劇が起きてしまう。彼女の家に通り魔が不法侵入し、彼女の事を刺してしまった。すぐに病院に搬送されたが帰らぬ人となってしまった。許せなかった、もしも復讐できるんだとしたらと思い、根こそぎ調べ通り魔を殺そうかと思ったが罪を償わせるため刑務所へと送り届けた。こうやって無力な人間は不幸になる。ならば力をつけようと思い。今度は兵役学校の教師となり生徒だった頃の復習をしながら強くなろうと思った。だがここでそんな長々しい物語も終わりそうだ。「奏君はよく頑張ってくれました。もう私は思い残すことはないです」と光一が言うと。

奏は「そんな事あっちゃいけないここで終わってはいけない。たとえ光一先生が諦めようとも俺は絶対負けない」

「そう言われても私には結界対策がないからどうしようも…」と思ったら閃く「奏君あの結界の壁に向かって妖力を乗せた一撃を当てれますか?」と言う。

「やれます、やります!」と言う。

遊人は「無駄な事をそんな事する前に俺がこの手でお前らを粉々にしてやる」と言いながら向かってくるが、光一が「ここは任せてください」と言いながら遊人の相手をしてくれてる。奏は気をためた瞬間一気に放出し結界を破ることに成功した。

遊人は間抜けな面になり。倒れた、「あと少しであと少しで妖力の核心を掴めたのに…」と言いながら崩れ落ちている。光一がトドメを刺そうとした瞬間。遊人は唱える「瞬」、ものすごいスピードで逃げていく、「次は負けないから覚悟しろぉぉ」と言いながら校門から走って出て行くのだった。むしろ良かった痩せ我慢をしていただけで奏も光一も限界だったのだ。ただこの事は上の耳にも入り。遊人は特級魔人として最重要人物とされるだった。

 その後光一は「奏君ありがとう君が居なかったら私はあそこで死んでいただろう」と言い残し、グラウンドを後にした。奏は黙ったまま頭から増田遊の存在が嘘だったことを信じることができなかった。

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