第13話 国に潜むギャング

 奏は華を家に送った後寮に向かって歩いた。夜暗くなり。夜空がとても綺麗だ、もう戦いなんてこりごりだ。「なにか嫌な予感がする」そう呟いた。その瞬間後ろから取り押さえられてしまう。黒い服を着た集団におそわれてしまい。なにか喋っている「ボス標的を捕まえました」すると後ろから走ってくる人影が見えた。その人影は華だった、怒った顔で「奏から離れろぉ」と高い声で叫んでいた。そのまま何もできず。奏と華は港近くの倉庫に拉致されてしまう。こんな状況なのに華の部屋着のセンスが面白すぎて笑ってしまいそうだ。華は不安そうな顔をしている。そして奥の方からだれか来たと思うと。黒いコートで髪は白髪が混ざったオールバックの男が出てきた。年齢は20代後半と言ったところだ。男は喋る「私の名前は阿部健斗ここのギャングのボスだ、君の体にいる魔人の王に用があるんだ出してもらうのだろうか」

「俺は魔人の王なんて知らない」と奏は喋る。すると健斗はイラついたような口調で「じゃあ意地でも吐かせてやる」と言い。拷問器具を持ってきた。奏はどんな拷問にも耐えてやるという勢いでいたが。拷問されるのは華の方だった。泣きそうな華の横で奏は叫んだ「やるなら俺をやれぇぇぇ」だが健斗は手を止めず「じゃあ魔人の王をだせ」と言う。奏は魔人の王を出したくても出せないのにどうしろといった気持ちで、この世界に嫌気が差した。その瞬間健斗の手が止まる。健斗の首筋から少量の血がたれた。

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