第12話 姫路華の恋愛事情
私の名前は姫路華、恋愛は熱しやすく冷めやすいがモットーの女だ。私は臆病だった、あの状況で一人だけ逃げてしまうなんて秋と奏が居なかったら私はもうこの世には居なかったかもしれない。そして何よりあの2人かっこよすぎでしょ。流石の私も惚れてしまった。今は病院で入院中だけどあの2人が無事に生きて戻ってきてるのかとても心配だ、などと思っていると。
「おーい元気かー」と声が聞こえたのでドアの方を見てみると秋と奏が居た。私は久々の笑顔になった。廃墟の後の話を聞くととてもこの2人は勇敢なのだと改めて思った。奏は私と同期のハズなにのこんなにも強い。
3日後
私は無事退院し、元気に学校に通っている。のだが秋と奏は1課兵役学校の生徒だったのだ。確かに同じ学校な訳が無い。私は2課の兵役学校しかも女子校浮かれすぎていた。しかもクラスではしっかり浮いている…あの2人なら良い話し相手になりそうだったのにと思っているとあっという間に授業が終わり。帰宅時間となった、そんなこんなで今日は帰ったら何しようかなと考えていると「華」と私を呼ぶ声が聞こえた。見てみると校門の前に奏が居た。
奏は「ついこの前までは病人だったんだから送ってくよ」と言ってくれた。私は「余計なお世話だ」と言いながら内心嬉しくてたまらなかった。奏と話していると時間があっという間に過ぎていく。家についたところで別れた。きっと奏は気づいてないだろう。私が現実世界での知り合いだってことを
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