第10話 廃墟の上級魔人②
開いたドアの先には華が立っていた。血を沢山被っている。どうしたのかと聞くと本人は沢山の魔人に襲われて倒してきたと語っている。隣に来て欲しいと言われたので行くと。とても冷たかったとても震えていてこの状況に怯えているのだと俺はもう終わりだと思っている。頼みの綱である秋がもうだめなんだそして右腕も失った俺にはもう何もできない。またドアが開くそこに立っていたのは秋だった。ここで殺されるのだと思い。もうだめだと思った瞬間、秋に「無事だったのか」と声をかけられる、脳の整理が追い付かない。詳しく話を聞くと、あの時秋は上級魔人の気配を感じてしまい震えていたが俺が秋の肩に手を乗せようとした瞬間、俺と秋の間に上級魔人が出現し腕を切断したのだとかなんとか秋は刀を抜き抵抗したがすぐに消えてしまったと言う。秋いわく上級魔人はただの生徒たちが3人じゃ敵う訳がないそうだ。秋はふと思いつく。魔人の王は確かお前の体にいるんだよなと聞いてくる。「あぁ、確かにいる」と答えると秋は相川さんから渡されていたものをだす。何か模様がついた人の左足が出てきた。秋は「これをお前の足にはめてみろという」その瞬間断末魔のような叫びが聞こえてくる。103号室の窓を破り上級魔人が入ってきた。秋は時間がないと急かしてくる。俺は仕方なく足をつけることにした。すると自分の足に模様のついた足が吸われていき。光を放つその瞬間俺の魂は消えるように暗黒の世界に閉じ込められ、少しの光でしか外を認識できないような状態をまた味わう羽目になった。
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