第8話 霧島秋は笑わない
なんてこった、廃墟に向かって歩き出してやがる。なんでこんなことに巻き込まれなきゃいけないんだ…などと思っていると束の間秋が振り返って言ってくる。「お前相川さん狙いじゃないよな」
こいつはなにを言ってるんだもしかして俺の女に手を出すな的なやつか!?
「もちろんそんなことないです…」と返答すると
「ならいいんだついたぞここが廃墟だ」
廃墟の見た目は今にも崩れそうな3階建てくらいのアパートと言ったところだろう
「この廃墟には下級の魔人が出る、それを討伐するのが俺達の役目だ」と言う。すると一人後ろから足音がする髪がロングのいかにも都会風な見た目をした女子だった。女子は言った「なにやってるんだお前ら」と、秋も引かずに言い返す「お前こそここがどこか分かっているのか」と、訳が分からない。秋に電話が来る。「相川さんどうかしましたか?」
「伝え忘れてたけど、多分ギャルっぽい女の子来ると思うからよろしく」と言われそのまま電話が切れた女子は「どうだびっくりしたか新手のドッキリだよぉ」と笑いながら言う。一方秋は真顔で「全く笑えない」と呟くのだった…
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