第5話 兵役学校②

太陽が落ちていき、空も赤くなった頃、寮があると聞いたので行ってみることにした。8畳程の部屋だが一人部屋にしては十分だなと思い。寝ることにした、朝起きて朝食は近くのコンビニのような店で買い。学校につく昨日のことがありとても気まずい。要は俺に話しかけてくれた。この学校の事や色んな事について、だが柊舞は一人だった。一匹狼のようなタイプなのだろう…麗央が教室にくると要も席につき静まり返る。授業は簡単なものだった、俺が元の世界で中学の頃勉強したような内容ばかりだ、だが問題を解いていると脳裏に浮かび上がるある人、何故だろうこちらに来てから大切な人を思い出せない。大事だと思っていた人が…そんなこんなで午前の授業も終わり、食堂へと向かっていった。自分たちのクラスが3人ってだけで他のクラスの人は多い。食堂で飯を買うと謎のアラームがなる。食堂はパニック状態、麗央先生は今日出張がありしばらく戻れないと言っていたので聞こうとしても聞く事ができない。そうしているとなにか黒いバケモノのようなものが廊下を歩いているのが見えた。生徒が「侵入者だー」と叫んでいる声が聞こえる。恐らくあれは魔人というやつだろう、みんな同仕様もできず出口から出ようと押しくらまんじゅう状態になってしまう。そんな中2人逆走する者がいた。

目を凝らしてみるとよく見えた。要と柊舞だった。

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