第4回 【検査結果:重大事故傾向タイプ】
皆さまこんばんは、もしくはこんにちは、おはようございます。
onです。
皆さまは、運転免許証をお持ちでしょうか。
私は最近、自動車学校に通い始めたばかりでございまして、日々技能やら学科やらの教習に勤しんでおります。短期間で免許を取得できるコースに入っているので、ほヴぼ毎日車を運転しているのですが…どれも難しいですね。
特に私は、あまり運動ができないタイプなので、右折・左折を始めたあとに、横断歩道を渡り始めた人がいらっしゃったら、それに気づいて、ばっとブレーキを踏むのが苦手です。反射神経が試される場面で、いつもワンテンポ遅れてしまうんですね。今は指導員の方が助手席にいらっしゃって、危険な場合はブレーキを踏んでくださるので何とかなっていますが、今後一人で運転するにあたって、とても苦労しそうです…。公道の平和を守るために、これからも頑張ります。
そんなことをしている過程で、私、運転の適性検査というものを受けたんです。自動車学校に初めて行った日に、「じゃあちょっとしたテストを受けていただきますので…」といきなり言われて、どうしよう標識とか交通法規とか全く知らないんだが…と内心青ざめていたのですが、実際は、記号の判別だったり、数字のグループ分けだったり、どちらかというとアンケートのような質問に答えたりというような内容で、まぁこれくらいなら大丈夫だろうと、それを受けたときは安心していたんですね。
ですが、翌日、受付でその検査結果を受け取ったときに、あら…?と思いました。少し厚手の紙に、注意力だの判断力だのがA~Eで表され、レーダーチャートに記入されていたんですね。その結果が、こう…何というか、意外性で溢れていたので…。
これまで、私は中の上のような立ち位置で生きてきました。最悪ということはないですが、最高ということはもっとなく、平均程度の能力を持って生まれ、それを僅かなプライドによって少しだけブラッシュアップしたような感じです。なので、このような評価を頂くときは、大抵BかCの場合が多いんです。ですが、今回の適性検査は全く違いました。
ほとんどD‼
あってもC‼
Bなんて一つだけ、Aに至っては0‼
え…私、車乗らない方がいい人間…?
ちょっとした衝撃でした。いや確かに、自分の体でさえうまく操れないのに、4~5mもあるようなデカブツを扱うなんて、簡単なことではないと覚悟はしていましたよ?ですけど、ほとんど拒否レベルの評価だなんてっ…。辛い。その日、初めて車に乗ってハンドルを握る予定だったのですが、一瞬、本気で帰宅を考えました…。
そしてですね、最近、学科の授業で、『適性検査の結果を読み解く』というようなものがありまして、その検査結果を手に授業を聞いていると、
私の運転傾向は、【安全運転タイプ、もらい事故傾向タイプ、重大事故傾向タイプ、事故違反多発傾向タイプ】の内、【重大事故傾向タイプ】だって言うじゃないですか‼
えぇ…(困惑)。
まぁそのあとに指導員の方から、どれに分類されたとしても車を運転できないというわけではないので安心してくれ…というような説明はあったのですが、それでも気分は落ち込みますよね。この4つの分類の中で、【重大事故傾向タイプ】って、
まさかの分析に、頭を抱えるばかりです。が、ここまで大した事故を起こすことなく、仮免試験も無事合格し、今は何とか公道での練習ができていることを考えると、やはり指導員の方がおっしゃったように、あくまで参考程度に、ということなのかもしれませんが…。
しかしこの検査結果があるおかげで、初めから危機感が芽生えて、指摘された”心構え”に意識を剥けることができているかもしれません。そう思うと、初っ端から無駄に怯えさせられた価値もあるかもしれませんねっ(大声)。
その後、久しぶりに場内(教習所の敷地内)に戻り、クランクという狭くて曲がり角の多いエリアを運転していたときに、ハンドルをうまく切れず、側溝に落とす間一髪まで行ってしまったことがあったんですね。そのときの指導員の方は、かなり仲良くなった方で、私の適性検査の結果も知っていたので、「心構え、心構え」と半笑いで言われました。どうやらこのタイプに分類される教習生は、他のものに比べてかなり少ないらしく、私、いじられてしまったんですね…。
見た目も地味で、口数も大して多い訳でもなく(当社比)、注意散漫になるような要素ってあまりないはずなのに、【重大事故傾向タイプ】って…。救いようがない、とブレーキを強く踏みしめながら絶望しましたが、自分の欠点を知ることが、改善の第一歩だと言いますから…‼
強く生きていこうと心に決めて、チェンジレバーをRに動かし、側溝の目の前から退こうと、注意深く後退を始めました。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました‼
【台風の影響で予定がずれて、いつ免許が取得できるか不透明】on
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