第3話 家族
スライム狩りに行く前に、ここで一回家族構成や関係値について話していこうと思う。
父親の名前はダルト・グリッド 40歳。
妻が2人(今は1人)、子供が4人居る。
俺との関係値的には昔は結構良かったと思う。
確か…俺の母親が亡くなってから俺が傲慢かつ怠惰になり始めて悪評が広まってから今の冷めきった関係になった。
第一夫人の名前は、マーラ・グリッド 39歳。
父親と同じく公爵家から嫁に来た。
第二夫人が嫌いだったので俺の事も嫌い。
典型的な貴族って感じで平民を馬鹿にしている。
第二夫人の名前は、マリア・グリッド 享年25歳
父親が一目惚れして婚約した。
男爵家出身で体が生まれつき弱かった。
俺を産んでからだんだん弱って行って俺が5歳の頃に死んだ。
因みに俺が家族に冷遇されている理由に母が男爵家って言うのもあるらしい。
まぁ、父親はそこに関してはどうでもいいらしいが……
長男の名前は、ケイト・グリッド 16歳
母親と同じく貴族らしい貴族。
頭は余り良く無いが、戦闘に関してはなかなかに良い感じ。
俺の事を毛嫌いして良く暴力を振っている。
次男の名前は、カール・グリッド 15歳
こいつも上の2人と同じくくそ貴族だ。
兄とは逆で頭が良くて戦闘は苦手。
俺に暴力は振らないけど常に見下した目で見て来て罵声を浴びさせている。
義妹の名前は、サーラ・グリッド 14歳
俺より1か月遅く生まれた。
この子は養子で、ダルトの学生時代からの侯爵家の親友が妻と共に魔物に襲撃されて亡くなったので引き取った。
昔は俺と1番仲良かったけど今では話す事は無い。
因みに兄や母とも別に仲良くは無く、父とサーラ付きのメイドと凄く仲が良い。
俺が軽く調べた感じはこんな感じだった。
原作ではサーラ・グリッドなんてキャラは居なかったよな……
流石にグリッド家の家族だったら名前位出ても良いと思うんだけどな?
もしかしてこの1年で何かあったのか?
正直サーラの見た目はかなり可愛い、目がパッチリしていて、背は小さく、胸はデカい。
うん、はっきり言って天使だよ……
サーラに何かあったのか絶対に助けないとな……
これは余談だが、どうやら兄達は将来的にサーラを自分の物にしようとしているらしい。
サーラが望まない限りはそんなことはさせないけどね……
まぁ、ここらで家族紹介は終わらせてスライム狩りに行きますか――
と思って廊下に出たら長男のケイト・グリッド現れた――
(鑑定)
『名 前』:ケイト.グリッド(男)
『年 齢』:16歳
『種 族』:ヒューマン
『身 分』:公爵家長男
『レベル』:75
『体 力』:1800
『魔 力』:700
流石に強いな…まぁ、1年後にはひっくり返ってるけどな。
「おいゴミが、邪魔だろどけよ」
「そうですか、今どきますね」
相変わらずうぜーな、正直ぶん殴りたいけど今は目立つ訳には行かない。
自由に動けなくなったら困るからな……少なくとも学園に入学するまではな。
「誰が喋って良いって言ったんだよてめぇー」
(ドスッ)
「う"ぅ"っ」
俺はお腹を蹴られた。
落ち着け…今はまだ駄目だ。
キレそうになったけど俺は自分に言い聞かせて何とか耐えた。
「ふんっ!これに懲りたら二度と俺様の前に立つなよ、ゴミが」
ケイトはそれだけ言い残して歩いて行った。
「ったく、しょうもない奴だなホントに」
(ポンポン)
俺は服の汚れは払ってから再び歩き出したが――視線の先にはサーラが居てこちらを見ていた。
余り見られたくない所を見られたな…って今更か……
家ではこんな感じで外では傲慢、こんな兄とは話したく無いよなそりゃぁ……
サーラと仲良くするのは時間がかかりそうだな……
それにしてもほんとに可愛いな…俺を見る目は凄い無表情だけどね。
(鑑定)
『名 前』:サーラ・グリッド(女)
『年 齢』:14歳
『種 族』:ヒューマン
『身 分』:公爵家長女(末っ子)
『レベル』:30
『体 力』:800
『魔 力』:480
サーラはキースと違って努力してるんだな……
そう考えるとレベル1ってヤバいな……
「まぁ、いいか、早くスライム狩りに行こっと」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます