ヒース2
「ティアムス、悩んでいる場合じゃないですよ、強化方針を推奨します、一門でも砲門を増やし、継戦能力を向上させ、こちらの手数を減らさない事が重要です。」
戦いで最も恐れるべきは食べ物、武器弾薬の不足である、人員は確かに重要だが、知略でどうにかなる事はあるし、士気でも1.1倍くらいはどうにかなる、まぁ、今回は100倍かそれ以上だけど。だからこそ、こちらが対応すべきは個の質、一体で百一体以上のキルを達成でき、かつ全損害が合計20%以下に抑える事、これが達成できれば、この戦いの後も活動を再開し、我々の目標を達成できる。
「そうか…新型もそう言ってる、が…間違いなく正解なんだが…、どうしても罠の気があって…これは…」
歯切れの悪い返事だが、かしこい、誘導として今回の敵はそれ向きだ、だけど悩もうが悩むまいが…。
「此処まできたら、変わらない…」
「いいや、変わるさ、変えて見せる、この私が。」
無理だとは思わないが、いつまでも待っているわけにはいかない。
二つ待っているものがある、一つは武器、一つは毒、毒に関してはまだ可能性がある、だが武器は…、レーシオン嬢が立案した武器獲得作戦の成功率は五部を少し超えた所にある。
それでも相手は神、成功など奇跡。
そう考えれば、私達が今ここで存在している事も奇跡の一部だ。
案外成功するのかもしれない。
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