狂気の給料日
暗黒神ゼブラ
狂気の給料日
今日は俺、橘春寿(たちばなはるひさ)の初の給料日なのだが……振り込まれた給与明細を見た時俺は目を疑ってしまった。
なぜなら金額が……少なすぎたからだ。
その金額は六十万
仕事内容に合わない
ちなみに俺の仕事は殺し屋だ。
もともとはフリーの殺し屋だったがとあるスーパーの企業の裏の顔が殺し屋だと聞いた俺はそこに就職し、会社勤めの殺し屋になった。
最近殺した人間は……世界の偉い人が集まるサミットの偉い人だ
まあ依頼通り全員皆殺しにしたがな……なぜ捕まってないかって?
それは俺が就職した企業は警察組織とも繋がりがあり、ときには警察組織からも依頼がくることがある。
そのことからこの企業のことはどんなことがあっても見逃しているようだ。
この俺が就職した会社の名前は罪の星(クリミエステレラ)……スーパーの時はカタカナの方だけ使うようだが殺しの仕事の時は漢字の方を使う。
しかし殺し屋をしていれば俺だって標的(ターゲット)になる。
フリーの時だったら自分の思うような金額に報酬をしてもらったから良かったが、やはりここは企業……俺には報酬を決める権利はないらしい。
一度は社長に言っては見たが『次言ってきたら君の首が飛ぶよ……二つの意味でね。だから気をつけて、じゃあいってらっしゃい』
と言われてしまった。
それでここのルールの一つとして下剋上をしても良いというなんかおかしなものがあるので……俺は、もう社長殺して給料を上げてもらうことにした。
社長殺して給料上げる……頭おかしくなりそうな言葉だな。
そして俺は殺すために社長室に入って気づいたことがある。
あの社長……人間じゃなくてロボットじゃん!!
……まあとりあえず呼んでから自爆させるか
そして俺は社長を呼び自爆させることにした
一時間後
さっそく部屋に入ってきた社長が俺に抱きつき
こう言った『さようなら天海(あまみ)さん』と言いながら自爆した。
……そういえば社長ドラゴンボールが好きとか言ってたな……真似したかったのか?
というか俺の身体どうなって……
「「身体がくっついてる!?」」
そして俺の身体と社長の身体が爆発したあとにくっついた。
まあ給料はどうにか出来るよな?
おしまい
狂気の給料日 暗黒神ゼブラ @ayumu20
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます