第3話

 目が覚めると一面真っ白な空間に横たわっていた。


「お目覚めですか」


 私がしばらくボーッとしていたら、良く透き通る高い声が聞こえた。

 内心ビックリしたが声には出さない。

 立ち上がって声の主を探したら20mぐらい先にいた。


 140ぐらいの小柄な身長で髪の毛は腰まで伸びており金髪、服装は貴族が着るような綺麗なドレスを着ており、どこかの貴族令嬢かと思わせるような雰囲気をまとっている。


「あなたは?ここはどこ?それよりも私は死んだんじゃ…」


 聞きたいことが多すぎてたくさん質問をしてしまった。


「まぁ落ち着いてください。順に追って説明します」


 説明してくれるらしい。


「まず、あなたは死にました。」


「やっぱりか~」


 やはり私は死んだらしい。もしかしたらと思ったがやはりダメだった。


「私は地球がある世界とは異なる世界を管理している女神です」


「異なる世界ってよくある異世界ファンタジー系のやつですか?」


「はい」


さらに女神様は説明を続けた。


「そしてここは、神とその客人しか入ることが許されない神域という場所です」


「ふーん」


「おや、もしかして実感ないですか?」


「そりゃあね」


「まぁあなたは私に招かれた客人ということです」


 一旦頭を整理しよう


 一つ 私は死んだ

 二つ 目の前にいる可愛らしい少女は異世界   

    の女神様

 三つ 私は客人としてこの神域に招かれた


 この事から導かれる答えは…


「ねぇなんで私を呼んだの?」


わからなかった。


「そうですね、まずはそこから説明しましょう」

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