第16話
「ねぇ、やめようよ」
タツヤは私のパジャマの上着を引っ張る。
私は
「お
「お姉ちゃん、そんなことできるの? もし、凄く悪いものだったら、どうするの? お母さん居ないんだよ」
私は、母の行動に疑念を持ち始めていた。何故、こんな所にお
私達から隠したい誰かなのだろうか。
「私は知りたい」
「……」
タツヤの抗議の瞳には涙が滲んでいたが、私達は、知らなくてはならないような気がした。お
四辺のお
「やっぱり、配管と土……」
少々拍子抜けしながら、懐中電灯を色々な方向に向けて覗き込んでいた私は、息を呑んだ。
床下収納口から離れた隅の暗がりに何かある。よくよく見ると、それは仰向けに寝た、人の形をしていた。
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