第2話 飛行魔法・引/斥力操作
地面に降り立つと、どうにかして地上に上がる方法を考えながら、取り敢えず倒した魔物の解体を始めた。まず、剣の切れ味を上げるようにイメージしながら、硬いものにぶつかるまで剣を正中線に沿って入れ、硬いものにぶつかったところで反対側から入れ、同様にし、その線をつなげるように切って、覚えておいた真ん中辺りでその線に垂直になるように剣を入れて、適当に魔石から離れたところでそれと平行になるように2回、上と下に1回ずつ切った。そして、魔石を含まない部分を氷漬けにして、脇に避け、身体強化をして魔石を無理やり取り出して、それ以外の部分を氷漬けにして先ほどのものと一緒にそこにおいて、とりあえず、自分の体を軽くしていくイメージをするとちょっとジャンプしただけでそれなりの高さに飛べたので、今度は、上に引っ張られるイメージをすると徐々に高くまで飛べたので、目的地の、穴の外側の地面に向けて飛んだのだった。そして、目的地に着くと、先ほどの魔物の氷漬けをこちらに向けて引き寄せた。そして、そこにいったん置いたまま、身体強化をして一気に村の自分の家の方へ駆けて行った。しばらく走っていると、向こうから、アイリスが、
「よかった。無事だったんだね。立て続けにすごい音と、あなたの悲鳴が聞こえたから急いでそっちに向かったんだけど、どうしたの?」
と言いながら息を切らせてやってきたので、
「一人だけで来ないで。めっちゃ危険だったんだから。なんか、見たこともない魔物が村の外の森から村というより僕の方に突っ込んできて手に持った大斧で攻撃してきたんだから。」
と答えると、
「え?じゃぁ、なんであなたは生き残ってるの?見たところ、大した傷もないし。」
と訊いてきたので、
「とりあえず、その話はあとで。アッシュと、お母さんたちを呼んで村長さんの家に集合しよう。まとめて話した方が時間の無駄にならないし。」
と答えて、とりあえず、
「また後で。」
と声をかけると、
「うん。また後で。」
と言って、それぞれの家に向かって走っていった。
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