8/19【月】雨のち晴れー11日目―

2日間の地獄の宿題合宿から帰宅。


頭がクラクラして、部屋に入った途端床にへたり込んだ。


でも苦労したかいあって、問題集は全部終わらせた。


まだ自由研究や日記が残ってるけど、このくらいなら余裕だ。


ひと息つきながら窓辺の鉢植えを見てみると、花はすっかり枯れていた。


2日前に見た花の色はくすんでたけど、あれって楽しようとしたのが色に影響してたのかな?


ズルをしようとするとなにかしらペナルティがくるってわけか。


気をつけようと思いながら、あることが気になっていた。


すごい能力を身につけることはできないのかって。


わかりやすく言うと、"超能力"。


マンガとかアニメにでてくるようなすごい力が"お願い"で使えるとしたら……。


宿題疲れを忘れて、ボクの心はウキウキしてきた。


早速新しいタネを鉢の土に植え、汗入りの水をかけながらボクは強く願いを口にした。


「時を止める能力をください」


もし本当に止めることができたらなにしようかと、今日は1日中このことでボクの頭の中はいっぱいだった。

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