第22話 ラスボス登場!

 2024年9月9日、高市早苗経済安全保障担当相が、「サナエあれば憂いなし」と「日本をもう一度、世界のてっぺんに押し上げたい」と立候補会見を行った。正式に出馬したのが、石破氏、小泉氏、小林氏、茂木氏、林氏、河野氏、そして、高市早苗経済安全保障担当相の七人となった。自民党員・党友に投票用紙が配布される時期での表明となった。候補者として手を上げている者も高市氏が表明したことで話題をさらわれない時期を考慮して表明してくることは予想されるが、党員・党友の電話調査を見れば、正式出馬には慎重になる者も出てくるだろう。

 この総裁選を名前を売る場と考える者にとっても試練の場ともなる。隠れ有力者・青山繁晴参院議員の動向が気になるところだ。推薦人が和田政宗さんだけで残りが不明だけに「?」が残る。候補するのではなく、表明しなければ正式候補者とされないのは致し方ない。9月14日に日本記者クラブによる総裁選出馬者による討論会の予定があるが青山氏はその日、新潟での講演会が入っている。これはキャンセルになるのか。そもそも総裁選に向けて動いていたのか、ここに来て「?」と思わせる事実も出てきている。ここに来て、マスゴミは推薦人を集めた表明者のみを表示する方が、公平ではないか。

 本題に戻そう。石破氏はマスゴミの安全パイでない。茂木氏は自身のホームページで日本を「多民族社会」に変え、外国人に地方参政権を与えると語っているのでない。いずれ表明に動く上川氏はカンペ以外の答弁が出来ないのでない。河野太郎は急に原潜を持だとか皇位継承問題も女系天皇容認を覆した。前回の総裁選でも同じく、総裁選中は保守と言いつつ終われば、撤回。国民の意見を聞くと言いながら、SNSではブロック、会見では「次」「次」と気に入らない質問はパス。考えが通らなければ怒鳴り散らすでは、電話調査の評価に相応しく、これもない。

 総裁選の誇りを掃うと麻生太郎と菅義偉の総理経験者ががっつり刃を交えている。菅は小泉の後ろで暗躍し、議員の支持を百人憑りつけるように尻を叩いている。その勢いに危機感を感じた麻生太郎は、自由意思を尊重すると明言し、人気投票で国政の未来を決めてはならない。政策を掲げ行える人物こそ相応しいと、事あるごとに声を上げて訴えている。自分の票は、派閥の河野に入れるが、派閥としては支持しないと遠まわしで河野支持を否定して見せている。

 この状況下では、小泉氏が過半数単独一位を獲得しない限り、決選投票になるのは明白だ。麻生氏は、討論会で小泉氏が馬脚を現すのを待っている感じがする。決選投票になれば、迷いなく故安倍元総理のブレインを引き継ぐ高市氏支持に移るのも明白だ。選挙は水物の怖さがあり、当落ギリギリの議員にとって党の顔の人気は無視できない重要な要素だ。麻生氏は「安物買いの銭失い」と同じように人気に浮かれて誤った選択をしないように声を上げ続けている。

 二階派閥は訪中して撃沈。派閥所属議員は、我が身を守るため逃げる準備に忙しい。決選投票になれば、茂木氏、小林氏は既に麻生氏が動き、合流してくる可能性は大きい。特に元仲間の小林氏に断る理由はない。

 益々、水面下で票の奪い合いが激化する。小泉擁護?に動いているマスゴミは小泉氏の街頭演説での聴衆数を盛に盛って報道し、人気を作り出そうと躍起だ。とは言え、党員・党友にどれだけ影響を及ぼすかは疑問だ。客寄せパンダとしての小泉は優秀だが能力は別だ。己の反省失くして未来はない。反省の言葉さえ知らぬ者に支持者になる資格はない。

 最期に【Ado】ルル (RuLe)をどうぞ。降りろ、降りろ。お前に指揮権はない。サヨナラ、サヨナラ、歪んだルール。妄想は鏡に向かって言え。

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