第25話 警備、警備!
私たちは、駒村刑事たちと斎藤宝石店の警備をしていた。
「今日も晴れてるなー!」
陽斗が嬉しそうに言った。
「おいしいお菓子もたくさん食べたし、今日は晴れだし・・・。良いなあ。ダークスターが盗みに来ること以外は」
葵斗が言う。
「確かに・・・。ダークスターが盗みに来なかったら平和ですよね」
夜野ちゃんが呟いた。
「まあ、ダークスターがいつ来るかわからないし、警備しっかりしようか。でも、子供の君たちは時々休んだって良いんだよ」
朝日刑事が優しく言った。
ダークスターがいつ盗みに来るか分からないのか・・・。たまにはおしゃべりもするけど、警備に集中しなくっちゃ!ダークスターがいつ来てもおかしくないからね!
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数時間後。私たちは、疲れ果てて座っていた。
「まだ来ねーのかよ、ダークスター!」
「こら、葵斗!」
文句を言う葵斗に、輝が怒った。
「兄ちゃん疲れた〜!なんかお菓子欲しい〜!」
「葵斗、文句言わないのっ!」
その会話を聞いた駒村刑事が、朝日刑事に向かって言った。
「あの子たち、なんだか親子みたいですね・・・・」
「確かに。」
朝日刑事がうなずく。
「みんな、疲れたでしょ?休憩しませんか?」
絵里子さんが出て来ていった。
「僕らはいいですよ」
駒村刑事が言った。
駒村刑事たちずっと立ってるのに、疲れてないのかな?と私は思った。
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夕方。
「来ませんね・・・、ダークスター」
夜野ちゃんが呟いた。
「兄ちゃん眠い〜」
葵斗があくびをした。
私は、もうダークスターは来ないのかと思った。
だけど・・・。
急に心拍数が上がって来た。
もしかして、すぐ近くにダークスターのメンバーがいるの⁉︎
「駒村刑事!」
私は叫んだ。
「静かにっ!近くに、ダークスターのメンバーがいる。だけど、ブルーライトはいないみたいだな」
駒村刑事が言った。
ブルーライトがいないのか。
それなら、今来てるメンバーを捕まえよう!
私は決心した。
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