第20話 学校で

月曜日。朝の会の前。

私は教室にある自分の席で、隣の席に座っている真知子と話していた。

「この前の影ちゃん、とーってもすごかったよー!それに、葵斗くんも、輝くんも、みんな!」

真知子、あの時朝枝ショッピングモールにいて、ブルーライトと戦ってた私たちのこと見てたみたい。

「えっ⁉︎あの時見てたの、真知子」

「うん!かっこよかったよ、影ちゃん!」


キラーン✨


ま、真知子が眩しく見える・・・!

「影ちゃんのこと、ずーっと応援してるね!」

「じゃあ、私が好きな怪盗シャドウは?」

私が聞いてみる。

「シャドウは応援しない!警察を応援する!」

「はは・・・😅」

私は苦笑した。


一方、葵斗はというと。

廊下で輝と話していた。

「にーちゃん!」

「おっ、どうした葵斗」

「昨日家でパソコンいじってたら、思ったの!ニセサファイア、一体誰が作るの?」

葵斗が言った。

「た、確かに・・・。ダミーはやめるか・・・?」

「でも、レジンでサファイアを作るのはどう?」

「レジンかぁ。いいな、それ。レジンのキットなら100均にも売ってそうだし、葵斗、手先が器用だからな」

「今度、そのキット買いに行こ!」

「いいよ」

「やったー!オレ、作り方の動画見とくねー!」

葵斗は自分の教室へと走っていった。

「さてと。もうすぐ朝の会始まるし、オレも戻るか・・・」

輝も自分の教室へと向かっていった。

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