第6章 ブルーライトとの対決!
第18話 ブルーライトの影
オープンスペースに集合した私たちは、近くにあったイスに座った。
「買い物楽しかった〜!」
いっぱい買い物袋を持った星子ちゃんが言った。
「だーかーらー、星子は買いすぎなんだって!」
陽斗が言うと、輝たちが笑った。
私たちはしばらく、オープンスペースの隅にあるイスに座り、話し合っていた。
葵斗が、机の上のパソコンの画面を見ていた。画面には、ステージ裏の監視カメラの映像が映っていた。
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数分後。
私たちは、オープンスペースで人混みを掻き分け、ブルーライトたちを探していた。
「影、こっちだ!」
輝が指を指す。
「行こう!」
私周囲の音がどんどん大きくなり、ドキドキ感が増してきた。人々が笑ったり、楽しんだりしている中、私たちの心には「ブルーライトを捕まえるぞ!」という使命感が詰まっている。
「見て、あそこにいるのって、ブルーライトたち?」
葵斗が指差す。私はその目をこらした。そして、気づいた!
「そうだ!あいつら、『ダークスター』に間違いない!」
私たちは全力で走った。
ステージの裏に着いた。見ると、ブルーライトたちがグループになって何かを企んでいる様子だった。彼らの周りには、他のお客さんがいっぱいいるから、目立たないようにしないと!私たちは急いで隠れ、様子を伺った。
「彼らが何をしようとしているのか、見守ろう」
輝が言った。みんなうなずいた。私たちは人混みの中に隠れながら、ダークスターの動きを見続ける。
数分後、ブルーライトたちが話している音がちらほら聞こえてきた。
「これで『青星』を手に入れたら、オレたちは最高の怪盗になれる!」
私たちは思わず顔を見合わせた。ブルーライトたちの本音が分かってしまった!私の心の中で、「絶対に阻止しなきゃ!」という気持ちが高まった。
「今だ、行こう!」私は決意を胸に叫んだ。振り返ると、私の仲間たちもそれに続いて動き出した。
今日は、「怪盗シャドウ」としてじゃなく、「月野影」としてダークスターを捕まえるんだ!
私たちはブルーライトの背後に近づいて行く。心の中では「ドキドキする!」と、緊張している自分を励ませながら、私は大きく息を吸って深呼吸をする。さぁ、今こそアクションの時間だ!
「ブルーライト!見つけた!」
私は大きな声で叫んだ。周りの人々が振り返り、私を見た。ブルーライトたちも驚いて振り向いた。
「なんだ、この子供たちが?邪魔をするな!」と、ブルーライトが叫んだ。彼の仲間たちも周囲に目をやり、目を大きく開ける。
「私たちがあなたたちの動きを追ってきた!」
私は声を張り上げる。
「ブルーライトたちなんかのサファイアは盗ませない!!」
その瞬間、みんなが周囲の人々の目を気にして、こちらに走ってくる。私の仲間たちも、戦う気満々だ。ここで戦わなきゃ、どうなるか分かりませんから!
「影!手を貸してくれ!」
葵斗が叫んだ。彼はすぐにブルーライトの方へ走って行き、ブルーライトを捕まえようとする。私はすぐにその後を追い、輝もまた、走り出した。
「構えて影、行くぞ!」
輝が言った。私たちは一緒にブルーライトたちに立ち向かう。周囲の人々は驚いて見ていたが、私たちにとっては冒険そのもの。その瞬間、周囲の雑音がすべて消えて、私たちだけの世界に包まれた。
「行け、影!」
輝が私に合図を送る。私はアクロバティックな動きを駆使して、ブルーライトに近づいて行く。心臓がバクバクして、もう一度呼吸を整える。「今だ!」私は思い切って飛びかかった。
「やあ、月野ちゃん!あんた何をしているんだ?」
ブルーライトが驚いた顔で私を見た。
「ブルーライト!サファイアは盗ませない!あなたたちの好きにはさせない!」
私の声が響く。緊張と興奮の中で、私はブルーライトに向かって突進する。
その瞬間、周りの人々が拍手をする音が返ってきた。私の心がますます高鳴る。
「さあ、行け!」
私の仲間たちも声を掛け合い、私の後についてきてくれた。
「くそ、このガキども!」
ブルーライトがどなりながら後ずさる。私たちは一緒に攻撃を仕掛けるチャンスを狙い、どうにか素早く彼に近づく。仲間たちの力を信じて踏み出す。その瞬間、焦りを隠したその表情が新たな目標を呼び起こす。
私たちはブルーライトたちとの激しい戦いに突入した。私は一歩踏み込んで、体全体で彼に向かって突進する。周囲の目が私に集中している中、ついにブルーライトの肩に手をかけた。
「つかまえた!」
私が言った。スピードを上げて、周囲の視線を意識しながら一気に引き寄せると、彼がよろめくのが分かった。
けれど、戦いはこれで終わらない。ブルーライトの仲間たちが次々とやってくる。私たちは一緒に立ち向かう。私の手にあるものは、仲間の絆。戦いの中で自分たちの力を信じて、覚悟を決めた。
葵斗が後ろから猛スピードで駆け寄り、私の側で助けに入ってくれた。
「影、今だ!」
彼が掛け声をかけ、私たちはブルーライトに向かって突進する。
私たちのチームがしっかりと協力し、ブルーライトたちを圧倒するまで時間はかからなかった。周りの観客も私たちを応援し、その声が力となって背中を押してくれる。
「逃げるぞ!」とブルーライトが叫ぶ。
しかし、私たちの前での行動は、もう逃れられないと言わんばかりの姿勢を崩さない。仲間たちで力を合わせ、最後の力を振り絞る。私たちの勇気が、冷静さを取り戻した瞬間に生まれた。
ダークスターのメンバー数人を捕まえた。
だけど・・・。
やっぱりブルーライトには逃げられた。
私は、ため息を着いた。
パチパチパチ
周囲が盛大な拍手に包まれた。
私たちは顔に笑みを浮かべた。
「ブルーライトの計画を阻止することができた!!」
私は叫んだ。
客たちも、嬉しそうに声を上げた。
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