第5話 ネコと私

休憩したあと、私はまた歩道を走り始めた。

もう、夜10時をとっくに過ぎてる。

「真っ暗・・・」

『心配すんな、大丈夫だ』

「ありがとう」

私は、横断歩道に着いた。

横断歩道には、ネコが歩いている。首輪をしてるから、迷子になったネコかな?

「あっ、危ない!車だ!」

ネコが、車にひかれそうになってる!

助けなきゃ!

私は、赤信号にも関わらず、ネコに向かって横断歩道を走った。

『どうした、影!』

「ネコが、車にひかれそうになってるの!」


ドサッ


私は、ネコを抱えて派手に転んだ。

「いたたた・・・。大丈夫?ネコちゃん」

私は立ち上がってからしゃがみこむと、ネコの頭を撫でた。

「みゃあ」

ネコが嬉しそうにないたので、私は笑顔になった。

「もうひかれそうになるんじゃないよ。あっ」

盗む意味って・・・?

私は、笑顔のネコを見て思った。

大事な宝石を、取り返すためだ!

そして私はまた、歩道を走り出した。


###


私は、輝の家の前に着いた。

ドアを開けて、玄関に行き、靴を脱いだ。

「お疲れ、影」

「輝・・・!私、頑張ったよ!」

「今日は帰ってゆっくり休め」

「うん!」


###


私は、自分の家に戻り、パジャマに着替え、自室のベッドにダイブした!

「はあ、疲れた。頑張った!」

私はそのまま、眠りに着いた。


私は、これから登場するライバルのことを、まだ知らない。

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