第11話 仮面(VRゲーム兜)
ロイス(
「(……やはりこれはいいな。ある程度筋力が無くても扱える上に弓よりはるかに精度と威力が高い)」
ロイスはこの銃を事前に
ロイス(
「(とはいえ、この体は貧弱すぎるな。もっと体を鍛えないと今後の護衛に支障が出そうだ)」
ロイスは
彼が幸運だったのは夜も遅かったこともあって移動中にVRゲーム機を被った不審者の姿を誰にも見られなかったことだろう。肝心の神無の場所は場所はスマホで把握できた。
「お、おい!なにが……ぐはっ!」
車の後部スライドドアが開いて一人の男が出てきた拍子にロイス(
すかさずロイス(
「くそが!なんで銃なんか持った奴が……」
最後に残った男は悪態を付きながら
ロイス(
「(……良かった)」
ロイスがそう思ったのは二つの意味がある。一つは単純に護衛対象である
ロイス(
「あなた、……誰?」
やっとしゃべれるようになった
「……」
しかし、ロイス(
ロイス(
「……あ、ありがと」
「(へえ、そんな顔もするんだな)」
ロイス(
その時サイレンの音が駐車場内に響いた。ロイスはやっと来たかと思う。実はことを起こす前に女性が暴行を受けていると警察に通報を入れていたのだ。
ロイス(
「待って!!」
去ろうとしたロイス(
「せめて!せめて名前だけでも教えて!」
「(一体どうすれば……)」
その時ロイス(
「わ、私は……にゅ、New World《ニューワールド》……」
「New World《ニューワールド》?」
その時一瞬
「あ!……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「なんなんだよ!あいつはっ!!!」
目を真っ赤にして怒り心頭の
「おい、
「ああ!!?」
過去最大級に気が立っている
「はあ、はあ」
「……この動画自体はあるサイトにアップされてるものをこっちで勝手に映しているだけだからな。特定は出来ないだろ。仮にあいつらが捕まったとしてももみ消しは出来る。親父に頭下げんのが癪だが。それよりも許せねえのはあのゲーム機頭に被ったクソ野郎だ。あいつなにもんだ?」
「分かんねえよ。考えられるとしたら
実は
「ボディガード?そんなのがいるとは聞いたことがねえな」
「それに
「確かNewWorld《ニューワールド》だったか?だとすればボディガードの線は薄いし、ますます意味わからねえよ」
話している内にイライラしてきた
「とにかくあのクソゲーム機野郎は必ず見つけ出して報復してやる!そうしねえと俺の腹の虫がおさまらねえ!!」
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