先発投手がろくに投げてない

 ただ打たれるだけではなく、早めに交代になりがちなので、先発投手がろくに投げていません。


 今日インターネットを見ていたら、ドラゴンズのリリーフが疲れて打たれた事実はないっつうの! みたいな言葉を見かけました。


 それはおそらく、勝ちパターンについてはそうです。


 清水投手や松山投手、ライデル・マルティネス投手らは、まぁ全く疲れていないわけではないでしょうが、今からちょっと打たれたとしても優秀な成績です。


 いや、数字だけを見るなら、多くのリリーフ投手が優秀と言えるでしょう。


 しかし実態としては、橋本投手がケガの影響もあったかもしれませんが、投げまくり、打たれ出して二軍に落ちたり。齋藤投手もほぼ無敵状態から投げまくって一時期打たれ出して二軍に落ちたり。


 勝野投手も無双しかけた時期ありましたが、その後色んな役割を経て成績悪化して二軍に行ったり。


 梅野投手も良い投球するときあったんですが、ビハインドでの連投やロングを重ねて打たれて二軍落ちしたり。


 まぁ数字で証明するのがちょっと難しいんですが、先発が早めにマウンド降りて、その影響を一番受けるのって勝ちパターンじゃないんですよ。


 勝ちパターンはだいたい7、8、9に出ればいいって決まっているんですから。


 それよりも流動的に、いつ投げるかわからなかったり、回またぎを強いられたりとか、負けてても勝ってても投げるとか、そういう投手の方が疲弊しやすいはずです。


 また、本来優秀な投手が疲労の回復のため10日間以上抹消されることによって、それよりレベルの下がる投手を一軍に送るということも起こり得ます。


 だから理想を言えば、どんな投手もなるべく疲れさせないで、上手いこと運用して活かしたいものです。


 しかし今季のドラゴンズは、先発陣が打たれるだけでなく、打たれているからとも言えますが、勝ってても負けてても早めにマウンドを去るので、リリーフにも負担がかかりやすいです。


 さらに、チーム勝率が低いと、余計に負けられなくなるので勝ちに行くため早めに投手に代打を出すということもBクラス続きのドラゴンズにはよくあることです。そして専門のロングリリーバーが数名用意されているわけでもなく。


 ドラゴンズが強かった時期は、先発に優秀な投手がいたり、ファームに控える投手含め駒を豊富にするという戦略もとっていましたが、一年通して戦うには負ける試合があることも計算の内でした。事情によってなるべく投手を引っ張るということもあったでしょう。勝っている試合でもなるべく引っ張ることがあったような。最後に優勝した2011年には久本投手がロングリリーフで貴重な役割をこなしていたことも記憶しています。


 2004〜2011年は平井、岡本、岩瀬や、高橋聡、浅尾、岩瀬といったリリーフの柱たちが物凄く頑張っていたことも言わずもがなですが、勝てる試合を勝ち切るだけでなく、負けている展開でどう試合を作るのかも大事なことだと思います。単純に捨て試合にするというのはちょっと違って。先を見た試合運びをできるか。


 まぁ何にしても、優秀な先発を揃えることや、野手陣の頑張りも必要な上で、トーナメントではないペナントレースで必要そうなことを書いてみました。前も似たようなこと書いたかもしれません。

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