ライデルがドラゴンズに残るか微妙な感触

 ライデル マルティネス投手の去就に関するインタビューを読んでいると、個人的には移籍の可能性が高いように感じてしまいます。


 中日にそれなりの金額を出してもらえるように発言している可能性もあるかもしれませんが、そういう駆け引きをするタイプかというとどうなんでしょう。


 そもそも、金銭に対する感覚も、自分のことだけを考えているというより、家族や母国のことも考えているのかなと伺えます。


 キューバの選手と契約する場合、その選手に支払うお金とは別に、そのお金のだいたい20パーセントをキューバに支払うそうです。金額が高くなるとまた何か変わるかもしれませんが。(詳細や現在の内容は知りませんが、過去の森繁和さんの話を参考)


 家族や母国のことも考えると、なるべく高い契約の方が良いというのは事実なのでしょう。


 ドラゴンズは今季、客入りも前年より良く、儲かっていそうな印象はあります。ただ、今季は選手の年俸がリーグでも上位だったりするので、意外と支出は多いかもしれません。


 来年の予算は来年の予算で、捻出することも可能でしょうが、何にせよ、よその金持ち球団が全力で獲得しに来た場合は、金額で太刀打ちできるかと言ったらどうなんでしょうね。



 ライデル投手は以前からドラゴンズ愛を口にしていましたが、次回の契約に関しては自分だけでは決められないと言葉を濁しているため、移籍の線が濃いめなのかなと思ってしまいます。


 これまでは、そこまで高い金額じゃなくても契約成立していましたが。でも、ドラゴンズがこれだけ出すなら残るというボーダーもあるかもしれませんし、実際のところはわかりませんね。



 ドラゴンズとしては、普通に考えたら残ってくれないと抑え投手がいなくなるから困るでしょう。いなくなったら松山投手なり誰かが抑えを引き継ぐことにはなるでしょうが。


 一方で今のドラゴンズの課題は抑えのマルティネス投手含む、勝ちパターンが強力であってもなかなか勝てていないことにあります。


 リリーフに困っている球団がマルティネス獲れて、良い補強できた、やったぜ! というのと、中日がマルティネス投手を残せて一安心。でもまだ戦力は足らないよな……というのは話が違うというか。


 もちろん、既存の戦力をベースに積み上げていく方が無難ですけどね。


 ライデルにもケガや打たれることは起こり得ますが、ドラゴンズが黄金期を作れたときはその土台に抑えとして岩瀬投手がいました。他にも土台と言える選手たちは多くいましたけど。



 個人的にはライデルが先発に戻る世界線も見てみたかったですけど、ここまで来たらもうないかもしれませんね。ホークスはモイネロ投手が今季リリーフから先発に転向して活躍しましたが。

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