野手補強の成果はどうだったのか?
(2024/8/16の試合前に書いた記事)
今季は野手を中心に新加入の選手が多かったです。そのおかげもあり、選手層が厚くなったため、ファームの運用が前年より楽になり、実績のある選手が多く出場し、ファームのドラゴンズが優勝争いしているように見えます。
ただ、それが喜ばしい状況かというと、微妙なところがあります。
ファームのドラゴンズが強いのは、井上二軍監督が選手のやる気を高め、色んな選手を使いながらも、勝ちに行く姿勢を示しているからだと思いますが、単純なことを言えば二軍の中では戦力が充実していると言えるのではないでしょうか。
一方で一軍は負け越している。だけど、本来一軍でもやれそうな実績ある選手が二軍でも多く出場している。(投手含め)
そう考えると、単純に二軍が強いから未来は明るいと言えるわけではなく、球団として中途半端な強さになってしまっているという可能性があります。
ここまで、その最もわかりやすい例がビシエド選手です。
個人的には、まだビシエド選手との契約が残っているから、中田選手の獲得はやめた方が良いと思っていました。もしも獲得するなら、両方を上手く使わないといけないと。
しかし残念ながら、ここまでのビシエド選手はただ玉突きで一軍から追いやられるような形になりました。
ホームランを打った三日後には登録抹消。その理由は、投手登録とポジション被りでしたが、当時は中田選手がケガの影響か不振に陥っていたタイミングでした。
その後も、新加入の中島選手が代打で結果が出ないまま長らく一軍に。
ビシエド選手は二軍にいる間もひたすら活躍を続け、二軍成績の比較上は石川昂弥選手とも遜色ない、あるいは上という数字を出してきました。
一軍と二軍の違いはあるにせよ、単純に衰えたとするには元気です。ケガを抱える中田選手よりここまで体のコンディショニングは良かったとも言えるでしょう。
しかし、二軍でいくら活躍しても一軍の勝利には貢献できず。
一方、中田選手も開幕直後は元気に活躍しました。ただ去年の巨人時代も、春先に活躍し、ケガがあり、復帰した最後は活躍したという印象でした。体の負担は目に見えたため、開幕直後は家族事情でアメリカに帰国していたビシエド選手ですが、彼が一軍に合流することは中田選手にとっても良いことだろうと思っていました。
だから、一時期は二人が一軍にいて、両立しているように見え、良かったのですが。そこから結局、例のビシエド選手登録抹消に繋がりました。以降、他の選手の抹消・再登録はあっても、ビシエド選手の再登録は現時点ではありません。
他の選手で言うと、山本選手や板山選手、上林選手に関しても一軍で貢献していたように見えます。上林選手は地味ですが、併殺崩れや内野安打などでも貢献していたと思います。
新人の辻本選手はオープン戦で頑張っていたのに二軍スタートになったのは気の毒でした。実力で凄い劣っているようには感じないので、まだこの先頑張ってほしいと思います。ロドリゲス選手も武器はあります。津田選手もこのところファームで長打を放っています。尾田選手は一軍で代走守備固めやっていますが、打力もないわけじゃないので、もっと全体の実力を磨いていけるといいですね。ディカーソンはこの前登録されたとき主に打撃で活躍していたのですが再調整を命じられました。
そんなこんなで補強に関しては、良いところもあれば、獲ったことで、もったいない運用が起きたと思うところもあるという話でした。個人的に危惧していたことが実際に起きた印象です。
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